こころとからだ

怒り=肝臓?

先日ご案内を開始した、陰陽五行講座@東京

当初は「火曜午前開催(2時間×6回)」の予定でした。

が、

「月or水or金の開催なら受けたい。」

「遠方からなので、回数が少ない方が参加しやすい。」

などというお声をいただき、

「月曜午前開催(3時間×4回)」

にスケジュールを変更しました。

この講座自体がリクエストをいただいての開催で、
さらにお問い合わせ・ご要望をいただき、
スケジュールを調整しました。

こんな感じで、
講座開催のリクエストや、
開催日時・曜日などのご要望をいただけるのは、
とてもありがたいです。

講座に興味を持ってくださることがまずありがたいことですし、
せっかく興味を持っていただいてもタイミングが合わないと切ないので。

なので、お問い合わせ・ご要望など、大歓迎です。

すべてのご要望に合わせることはできないかもしれませんが、
なるべくお応えできるように動きますので。

ニーズを知ることができるだけでも、
とても参考になるので!

・・・この流れで「五行ネタ」です。

先日、施術を受けにきてくださったお客さんとの会話。

「今日わたし、肝臓にストレス溜まってないですか?」

「肝臓からは特に強いストレスは感じないですが、なにかありました?」

「3日前くらいに夫と大喧嘩をしたんですけど、今でもイライラがずっと収まらなくて、」

「はい。」

「イライラすると肝臓にストレスが溜まるって、聞いたことがあるので。」

「なるほど。」

<イライラすると、肝臓にストレスが溜まる。>

その元ネタは、おそらく↓だと思われます。

<五行色体表>というもの。

五行それぞれの気(エネルギー)と関連するとされるワードが並んでいます。

「木」のラインに、「肝」と「怒」というワードが。

そこからの解釈で、「イライラ(怒)⇒肝臓のストレス」になったのだと思われます。

で、この「イライラ(怒)⇒肝臓」の繋がり、
僕も以前からこころとからだの勉強をしていく上で、
よく目に・耳にしていました。

でも、疑問が。

それが正しいとか間違いとか言いたいわけではなく、
個人的に腑に落ちなかったのです。

感情が臓器(など)に溜まる、というのは、
経験的にしっくりくる。

が、

「怒りは肝臓?なんで?」

っていう。

なんで肝臓限定なの?

ほかの臓器には怒りは溜まらないの?

という、単純な疑問。

それが、谷田先生から陰陽五行を学んで、腑に落ちました。

そもそも、「(五行的)肝=(医学的)肝臓ではない」ということ。

「肝」は「物質としての肝臓」を指すのではない。

人体に作用する「木気」のことを、「肝」と呼ぶのだと。

そして、「怒」というのは、あくまでも「象徴」。

怒りが木(肝)気を「刺激しやすい」というだけで、
怒りが木(肝)気「だけ」を刺激する、ということではない。

怒りは木(肝)気だけで発揮されるわけではなく、
それ以外の火(心)・土(脾)・金(肺)・水(腎)として怒りが発揮されることもある。

どのタイプで怒りが発揮されるかはその人の気質にもよるし、状況にもよる。

「巨人でよくホームランを打つバッターは?」

と訊かれたら、
プロ野球を知っている人の99%は

「岡本」

と答えます。

ですが、岡本以外のバッターはホームランを打たないかというと、そんなことはありません。

巨人・ホームランの象徴は岡本だけど、
ホームランを打つのは岡本だけではない。

肝の象徴として「怒」があるけれども、
「怒」は肝だけというわけでもない。

そういうことです。(どういうことだよ。)

てか、プロ野球よりわかりやすい例えはなかったのか。

で、話を戻します。

夫と大喧嘩をして数日イライラが収まらなかったAさんは、
「木(肝)」ではなく「(主に)金(肺)」がヘロヘロになっていました。

その時のAさんは、怒りを木(肝)気ではなく金(肺)気として表現していたのですね。

「昨日から変な咳が出ているのは、そのせいですかね?」

「そうかもしれませんね。」

夫婦喧嘩で金(肺)気を使い過ぎ、そして消耗させてしまったAさん。

金気が調うようなイメージで手あてをさせていただくと、

「なんかスッキリして、どうでもよくなりました。」

と、穏やかに帰宅されました。

よかったよかった♪

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