こころとからだ

偏りに気づき、ととのい、ゆるむ。

人間として生きていると、どうしても偏っていきます。

身体バランスの偏り。

思考や感情の偏り。

長年かけて無意識に沁み込ませてきた「癖」や「思い込み」によって、日々カラダを偏って使い、偏った視点で自分や他人、社会を見ています。

外から入ってくる情報も偏っていて、その影響を受けてさらに偏っていくこともあります。

そして、偏ることに慣れてしまうと、それが当たり前になってしまい、「ととのった状態」がわからなくなっていく。

そんな日々が続くうちに、少しずつ自分を見失っていきます。

放置していると偏りはジワジワと大きくなり、心身の不調として表面化してきます。

だから定期的に「ととのう時間」が必要。

忙しい人ほど、余裕のない人ほど、「ととのう時間」が必要。

ととのうことは、ゆるむこと。

ゆるむことで、ゆとりが生まれます。

偏った意識のままで世界を見れば、世界は偏って見える。

ほんとうは、世界が偏っているのではなく、自分が偏っているだけなのかもしれません。

「自分は正常」だと思っている人ほど、危ういですからね。