こころとからだ

「気づき」だけでは、変わらない。

5月下旬からスタートした、オンライン美尻塾。

12週(3カ月)のコースなので、終わりが近づいてきました。

参加者さんから、こんなLINEをいただきました。

これまで美容や健康に関する情報は、たくさん入手してきました。

そういう発信をしている方々(数十名)のSNSを毎日チェックしたり、本を買ったり、セミナーを受けたり。

下手な専門家より詳しいんじゃないかというくらい笑

でもずっと変われなかったのです。

情報を仕入れるだけで満足していたからかなぁと思い。

だから今回の美尻塾は、申し込む時にちゃんと実践しようと決意しました。

まず美尻エクササイズのための時間を毎日30分確保しました。

今のところ毎日継続できています。

そのおかげで体型が変わってきただけではなく、ずっと悩みだった股関節の痛みもなくなりました。

ぐっすり眠れるようになり、朝はすっきり目覚められるようになりました。

自宅はマンションの6Fで、当然今まではエレベーターを使っていましたが、今は階段を上るときにお尻に効かせるのが楽しくて、階段を使っています。

上半身をどれくらい前傾させるかによってお尻への効き方が変わるので面白いです。

精神的にもだいぶ安定してきたと思います。

いやぁ、うれしいですねぇ。

うれしいだけではなく、とても大切なことが書かれていたので、許可をいただいてブログでシェアしました。

<情報を仕入れるだけで満足していたからかなぁ>

現代はSNSの普及もあって、キャパを遥かに超える情報がなだれこんできます。

そういう僕も、日々SNSで発信していますが。

で、情報を入手するだけで満足してしまうと、結局なにも変わらない。

「気づきコレクター」

も同じです。

SNSや本やセミナーなどで、大切なことに気づいた。

「なるほど!」

その瞬間は、快の感覚が発生します。

でも、それで終わってしまうと、結局なにも変わりません。

↑の方で例えると。

股関節が痛い。

「股関節の痛みを軽減するためには、●●筋をこんな感覚で使うといい」

そういう情報が入ってきて、「なるほど!」と気づいたとして。

気づいただけで、股関節の痛みは和らぐでしょうか。

まぁ和らぐこともあるかもしれませんが、多くの場合、一時的です。

ほんとうに変わるためには、

「●●筋をこんな感覚で使う」

を、実践しなきゃいけない。

実践してカラダに落とし込んでいかなきゃいけない。

で、実践してみると、アタマではわかっていても、カラダをその通りに使うことは難しい。

そりゃそうなんですよ。

「●●筋をこんな感覚で使う」

がすぐにできるなら、股関節を痛めることはなかったでしょうし。

すぐにはできないから、痛めてしまったのでしょうし。

「●●筋をこんな感覚で使う」

その気づきの先で、試行錯誤を繰り返しながら実践・継続し、地道に少しずつカラダに染み込ませていく必要があります。

それは、地味で面倒な作業です。

だから、なるべく回避したい。

でも、変わりたい。

変わったつもりになりたい。

一瞬で変わったつもりになれて、快を得る方法。

それが「気づき」

それを繰り返すことによって「気づきコレクション」だけが増えていき、結局現実はなにも変わっていない

知識・情報・気づきコレクターのたちが悪いところは、

「あ、それ知ってる。」

と、わかったつもりになって満足しちゃうところです。

いや、わかっているかもしれないけど、できているの?

わかること」は多いのに「できること」は少ないと、
アタマデッカチちゃんになるだけなんです。

アタマデッカチちゃんになると地に足がつかなくなる=潜在的に不安を感じやすくなるので、「知識・情報・気づき」を得ることで表面的な安心感を得ようとする

そうやって「気づきコレクター」の沼にハマッていってしまうんですね。

それは、心理面での気づきも同じで。

誰かの発信を読んで「気づき」を得たら。

その「気づき」を、どうやって日常に落とし込んでいくか。

「気づき」は試行錯誤のはじまりのきっかけでしかありません。

逆に、「気づき」がないとなにもはじまらないとも言えますが。

気づき「だけ」では、なにも変わりません。

もちろん、その人にとって最適なタイミングもあります。

だから、自分にムチを打ってまで、キャパオーバーな義務感を背負ってまで、なにかをやろうとしなくていい。

ただ、行動が変わらないとなにも変わらないのも、残念ながら事実です。

タイミングって、待ってるだけじゃ永遠に訪れないこともありますからね。

あるいは、訪れても見逃してしまうこともあります。

心が動いたときが、タイミング。

見逃さないように、自分を丁寧に観察しておきたいですね。