こころとからだ

なぜ「手あて整体」なのに「ゴールドジム」に通っているのか。

施術の「圧」について書かれた、
谷田先生の記事。

比べてしまうところこそ、あなたの強み。2022-12-17

↑の記事にも書かれているように。

谷田先生と僕は、
施術の「目的」は同じ。

でも、「手段」が違う。

だからコラボでセミナーをしても、
ピタッとはまるのでしょうね。

目的も手段も同じなら、
2人でやる意味が薄れる。

目的から違っていれば、
根底が嚙み合わない。

圧のかけ方には、
大きく分けて2種類あります。

「筋力モード」と「丹田モード」

筋力モードは、
文字通り筋力に頼った圧のかけ方。

丹田モードは、
力ではなく「気」で圧をかける。

筋力モードは「強い」圧が入り、
丹田モードは「深い」圧が入ります。

谷田先生も僕も、
「丹田モード」を大切にしています。

が!

谷田先生の「丹田モード」は、
物理的な「強さ」も共存しています。

だから、
滞っているポイントに圧がかかると、
痛い!

でも、
「ただ強いだけ」の「筋力モード」だと、
「局所的な不快な痛さに身体がバリアを張る」
のですが。

谷田先生の「深さ」と「強さ」を共存した「丹田モード」だと、
身体がバリアを張らず「受け入れモード」になるのです。

バリアを張られないから、深く入れるんですね。

深く入るから、全身に拡がっていく。

力任せではなく、
「気」で圧をかけることができると、
そういう反応を引き出せます。

一方で。

僕の施術には、圧の強さはありません。

「手あて」

なので。

物理的には、ただ触れているだけ。

僕はその方が深く入れるのです。

谷田先生の手段も、
谷田先生ほど深くはないですが、
少しはできます。

が、僕がその方法を使うと、
長持ちしないのです。

僕は基本的に

「筋力モード」

が発動しやすい。

物理的な圧をかけようとすると、
余計な力が入ってしまいやすい。

それだと「強さ」の代わりに「深さ」を失って、
目的とする施術ができなくなってしまうのです。

なので僕は、
谷田先生のように「深さ&強さ」の圧ではなく、
「深さ」だけにフォーカスした圧をかけられるように、
「手あて」を磨いていくことにしました。

若い頃は、
「筋力モード」
の圧をかける施術をしていました。

「強い圧」がかけられるように、
親指だけの指立て伏せもやっていました。

「しっかり力を使う」

実は嫌いじゃないんですよね。

なんでしょう。

たぶん「やった感」がえられやすいから。

受けた方も「やられた感」がえられやすいですよね。

でもその「やった感・やられた感」のある「強い圧」って、
僕が施術で目指すところの「深い意識の層」には、
届かないのですよ。

僕は深い層の

繊細なチューニング

がしたいのです。

筋力を発揮すればするほど、
強さの代わりに繊細さが失われていきます。

例えば、
1kgのダンベルと2kgのダンベルの重さの違いはすぐにわかりますが、
100kgのバーベルと101kgのバーベルの重さの違いはわかりづらい。

同じ1kgの違いなのに。

さらに、
100gの違い、
10gの違い、
1gの違い、
を感じようとすると。

繊細さを求めれば求めるほど、
少しの力みが繊細さを感じ取るセンサーの妨げになってしまう。

なんなら、
僕は「目に見えないもの」を感じ取ろうとしているので。

だからより繊細さが必要だし、
だから施術中はなるべく力みを抜きたい。

ですが、一方で。

「しっかり力を使った、わかりやすい達成感」

も、嫌いじゃないのです。

むしろ、好き。

でも、それを施術で使ってしまうと、
目的の施術にならない。

なので、
「しっかり力を使いたい欲求」
は、施術以外で満たしています。

どこで?

ゴールドジムで。

ゴールドジムで

「うりゃぁ~」

と気が済むまで筋力を発揮する。

わかりやすい達成感が得られます。

それで、
「筋力モードの欲求」は満たしてあげる。

だから、施術では筋力モードになりづらい。

僕は、ですけど。

経験的に。

明らかに、
定期的に筋力トレーニングをしている時期の方が、
施術のときに逆に脱力しやすい。

メリハリができるのでしょうね。

「筋力モード」で施術をすると、
ついついコントロールしたくなります。

それは僕の目指す施術ではない。

だからといって、
谷田先生のような、

「丹田モードで深さと強さを兼ね備えた圧」

も、力みが入りやすい。

だからもう、施術で力を使うのは、やめようと。

力を使いたい欲求は、
お客さんのカラダで満たすのではなく、
ジムのバーベルやダンベルで満たそうと。

で、おもしろいのは。

しっかり筋力(筋肉)を使ったあとは。

脱力しやすいのです。

陽極まって、陰に転ずる。

トレーニングが終わったあとに、
ジムのサウナで瞑想をするのですが。

トレーニングで筋肉が疲れていて、
そもそも力が入らないから。

で、サウナが暑いから、
さらに緩むしかない笑

すっごく脱力できて、
すっごく深く入れるのです。

その深く入れた感覚をインプットして、
その後の仕事に活かす。

そういう流れがお気に入りです。

トレーニング後のサウナで深いリラックスを体感しインプットするために、
ジムに通っているのかもしれません。

まぁでも、

「オレはこうだから!」

とガチガチに固定せずに。

谷田先生流の圧のかけ方も、
力まない程度に取り入れ練習していこうと思っています。

先生も書かれているように、
どちらも知っておいてできておいた方が、
より深みがでて自由度が上がると思うので。

感覚を磨いていくって、楽しいですね!

ではでは。

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