「体幹トレーニングって、なんのためにやるのでしょうか?」
1日6時間のコラボセミナー。
僕と谷田先生で、
1時間ずつ交互に担当します。
まずは僕の担当から。
テーマは「小指ちゃんのソコヂカラ。」
まずは「体幹トレーニング」をお題に。
体幹トレーニングは、
体幹を支える筋肉たちを「鍛える」のではなく、
体幹を支える筋肉たちが「活性化する感覚」を「深くインプットする」ためにやる。
と思っています。
固定と安定は、違います。
体幹を「鍛える」と、
体幹の「固定力」が強くなります。
体幹が「使われるようになる」と、
体幹の「安定性」が高まります。
小指ちゃんに気が巡ると、
自然に体幹が活性化し、
安定性が高まります。
「固定力」が強くなった体幹って、
直線的なストレスには強いのです。
わかりやすい、
想定内のストレスには強い。
でも、
曲線的な、
ゆらぎが生じるような、
想定外のストレスには、
もろい。
が!
「安定性」が高まった体幹は。
想定外のストレスがかかっても、
崩されない。
安定性の高い体幹が活きるのは、
スポーツだけではありません。
日常生活の中でも、
想定外のストレスがかかってくることって、
少なからずありますよね。
そんな時に。
「固定」された体幹(カラダ)なのか。
「安定」した体幹(カラダ)なのか。
それよって、
ココロも、カラダも、
受けるダメージが変わってくるのですよ。
「固定」の意識で支えられているカラダは、
自分が「もろい」ことを知っているので、
無意識にガチガチの防御態勢をつくって、
身を守ろうとします。
ただ、
そんな無意識の防御によって使わなくてもいい力を浪費してしまうので、
そんな意識で日々を過ごしていると、
消耗してきます。
一方、「安定」したカラダは。
多少のストレスでは崩れないことが、
感覚でわかっているので。
過剰に身構える必要がありません。
余計な力が抜けて、
リラックスモード。
なんなら、
安定性がめちゃ高い状態になると。
想定外のストレスを楽しむ余裕すら、
出てきます。
で、なんと!
安定モードのスイッチが、
小指にあったのだと!
衝撃の真実!
それを体感していただいたところで、
谷田先生にバトンタッチ。
谷田先生には、
僕がお伝えした内容を、
拡げて深めていただきました。
安定モード=小指モード。
使いこなせるようになるだけで、
こんなに心身の状態が変わるのか。
自分自身の状態だけではなく。
人との関わりにも大きな変化が。
固定モードで関わったときと。
小指モードで関わったときと。
同じ働きかけをしても、
リアクションがまったく別物に。
小指って、
こんなにたいせつな役割をしてくれていたんだ。
それに気づいていただくための、
初日のお題。
もっとも変化が顕著だったのが。
わざわざ福岡から日帰りでご参加いただいた、
Kさん。
小指モードを深めるワークを重ねていくうちに。
固定モード⇒小指モードに比重がどんどん変わっていき。
ついには意識しても固定モードを保つことができなくなり。
最終的に、
谷田先生の小指モードを前に、
固定モードの防御・バリアが完全に崩壊。
その瞬間。
「あぁ。。。いっちゃう。。。」
あきらめと歓喜が入り混じった声が、
カラダの1番深いところから発せられました。
全員で大爆笑。
満場一致で、
初日のMVPがKさんに決まった瞬間でした。
Kさん崩壊直前の小指セラピー↓
改めて、小指ってすごいです。
ちょっとコツは必要ですが、
そのコツと共に意識するだけで、
安定性が一気に高まるのですから。
そして、
自分自身が安定することによって、
他者との関わりの質まで、
変わってしまうのですから。
「カラダがガチガチで、力みが抜けない」
それはカラダが固定モード=不安定になっていて、
不安定なわたしをガチガチにして守ってくれている。
のかもしれません。
そんなとき、
「小指」という細く小さく弱い指を信頼してみると。
安定性が高まり、
ガチガチの鎧を少しずつ脱げるようになるかもしれません。
そして、ガチガチの鎧が脱げた瞬間。
「あぁ。。。いっちゃう。。。」
という声が出てしまう。
かどうかは、わかりません笑
2日目に続く。