こころとからだ

<ゆるむ>と<ゆるす>

カラダはなぜこわばるのでしょうか。

一言で表現すると「偏り」です。

偏ることによって、こわばりが生じます。

「こうでなければならない。こうであるべきだ。」という価値観が強すぎると、偏ります。

その偏りが強ければ強いほど、その反対側をゆるすことができなくなります。

ゆるすことができれば、その分だけゆるみます。

逆に、ゆるむことができれば、その分だけゆるせます。

東京移転後、毎月施術を受けにきてくださっている方から、こんなご感想をいただきました。

「少しずつ、自分を許せるようになってきました。

もっと自分に優しくしたい。

もっと自分を大切にしたい。

もっと自分の心と体の声を聴いて、もっと自分が喜ぶことをやってあげたいと想えるようになってきました。」

ゆるんできて、ゆるせるようになってきたんですね。

うれしいです。

「努力で欠点を克服する」という方向性も、もちろん素晴らしいです。

気力体力が充実しているのなら、そんな頑張り方もいいでしょう。

が、「欠点を受け容れる。ゆるす。」という方向性も、悪くないですよ。

ゆるせた瞬間から、「欠点」が「特徴」に変わります。

「ゆるせない」と頑なに握り締めておく生き方も、もちろん悪くありません。

ただ、握り締めつづけるのもエネルギーを消費しますからね。

そのうち、疲れます。

もしかしたら、もう疲れちゃった方もいるかもしれません。

疲れちゃったときは「努力で克服する」⇒「ゆるむ・ゆるす」生き方にシフトしてみるのもいいかもしれません。

シフトして、ココロとカラダにゆとりができたら、今度はそのゆとりを使って努力を楽しめばいいんですよ。

「いまの自分じゃ足りない」・・・自分に課題を背負わせ続けて、心身を疲弊させ続ける。

それはしんどいですよ。

ゆるんで、ゆるしましょう。

少しずつ。