こころとからだ

クイックドーパミンと、満たされない感覚。

「やる気が出ない」
「何をしても満たされない」

その背景にあるかもしれないのが、「クイックドーパミン」です。

「クイックドーパミン」とは、短時間かつ努力がほぼゼロで得られる強い快刺激のこと。

例えば、

・TikTokなどのショート動画
・ゲーム
・無限スクロールSNS……など。

ドーパミン自体が「悪」なわけではありません。

問題なのはその出方が「速すぎ・強すぎ・頻繁すぎる」こと。

問題①:ドーパミン受容体が鈍くなる

強い刺激を浴び続けると、脳はその刺激に慣れてしまいます。

その結果、普通の喜びに反応しづらくなってくる。

学校や仕事、日常生活がつまらない。

感動が薄れる。

そんな状態が起きやすくなります。

問題②:「やる気」を司る回路が壊れていく

本来は「努力 → 達成 → ドーパミン」という流れで快を感じたい。

それが、「刺激 → 即ドーパミン」になってしまう。
すると、目標を追う力が落ち、コツコツが無理になっていき、「自分は何も積み上げられていない」という感覚が強まる。

その結果、無気力・自己嫌悪のループにハマっていきます。

問題③:快感と幸福の乖離

快感はある。

でも、満たされない。

「気持ちよさ」と「幸せ」が分離していると、短期的には快を感じられても、長期的には虚しさが蓄積していきます。

そして「なにをしても満たされない」そんな状態になっていくかもしれません。

問題④:回復行動を奪う

クイック刺激は、睡眠・休息・運動といった、心身を回復させるために必要な行動を奪います。

気づかないうちに、回復する力そのものが削られていきます。

だから、いつもだるい。

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ショート動画やゲーム、SNSが「悪い」わけではありません。

問題は、量・頻度・バランス。

偏りすぎて、奪われすぎてしまうことが危険なのです。

クイックドーパミンに蝕まれていくと、自覚しづらい形で、静かに、でも確実に、人生を動かす力が削られていきます。

では、どうすればいいのか。

「クイックドーパミン」とは逆の、「スロードーパミン」も分泌する習慣をたいせつにすること。

クイックドーパミン「短時間・受動的・強刺激」なら、

スロードーパミン「長時間・能動的・低刺激」

即効性は低いけど、じわじわ効いてくる。

クイック「点で終わる快感」なら、

スロー「線で続く満足」

では、スロードーパミン的刺激を習慣化するにはどうすればいいのか。

基本は、クイックの逆を選ぶこと。

・「バズり系(インパクト重視)」の投稿ばかりではなく、「毎回長文で読むのがめんどくさい」照喜名の投稿を読む。

・「どこに行っても治らなかった●●が、1回の施術で劇的に改善!」といったインパクト強の刺激的な施術ではなく、「ただ手あてをしているだけ」の照喜名の施術を、定期的に受ける。

僕自身もスマホ依存気味です。

だからこそ、瞑想をしたり、運動をしたり、本を読んだり、ゆっくりお風呂に入ったり。

バランスをとる時間を、たいせつにしています。

クイックは刺激的なスパイスとして楽しみつつ、生きる土台をつくるスローの習慣もたいせつにしたいですね。