「いやぁ、すごいですね。」
今日のお客さんが、施術後にしみじみとそう言ってくれました。
絵を描くことや音楽など、一般的に「アート」と呼ばれるもの全般のセンスが、僕にはありません。
が!
矛盾するようですが、自分の施術(手あて)のことを自分ではアートだと思っています。
手あてを通じて、世界観を表現しているので。
世界観を表現するって、アートっぽくないですか?
しらんけど。
ところで絵や音楽などを評価するときって、どんな基準で評価しますか?
僕の場合は有名とか売れているとかそういう社会的な評価は基準にならなくて、専門知識がないので分析もできなくて、ただただ「響くかどうか」のみが判断基準になります。
「響く」というのは、そのアーティストの世界観に共鳴している、ということ。
自分のなかにもその世界観と同じようなものがある、ということ。
僕の手あてを受けて「いやぁ、すごいですね。」という感想が出てくるのは、僕が手あてを通じて表現している世界観と同じようなものがあなたのなかにもある、ということです。
僕の手あてがすごいとかすごくないとかそういうことではなく、僕とあなたの世界観が共鳴して響き合ったということ。
「すごい」と言ってもらえたことがうれしいのではなく、世界観で共鳴できたことがうれしい。
きっと、誰とでも共鳴できるものではないから。
僕も当然、すべての絵・すべての音楽が響くわけではない。
だから僕の手あてだって、すべての人に響くわけではない。
それが腑に落ちてから、施術後のリアクションが微妙でも、リピートしてもらえなくても、落ち込まなくなりました。
世界観が違う。
響くポイントが違う。
それはもうしょうがない。
理屈で埋められるものではないから。
僕がやっているのは治療ではなくアートだと思っているので。
治療なら効果が出るか出ないかで評価が決まる。
でも僕の手あてはアートだから、響くか響かないか、なのです。
だからこそ僕の手あてを気に入ってくださっているお客さんたちの存在、手あてに響いてくださっているお客さんたちの存在は、自分が自分として生きていくための原動力になっています。
ありがとうございます。
ということで。
僕の施術に「治療効果」を求めるのは、ちょっと違うかもしれません。
響き合って、それによって気が巡って、結果的に治癒反応が起こることもあります。
が!それ(治すこと)を目的にしているわけではないので。
そこが普通の整体院とうちとの決定的な違いです。
治してほしい方は治療院へ行ってくださいね。
うちは治療院ではありません。



