こころとからだ

逃げ癖。

3カ月前くらいから、ジョギングを再開しました。

店の周りには神宮外苑や代々木公園など、
ジョギングに適した場所が。

昨日は神宮外苑のお隣、
赤坂御所の周りを初めて走ってきました。

1周3.5km

走る前は張り切って3周くらい走るつもりでしたが、
想定外にアップダウンが激しくて、
1周で心が折れて終了。

僕ですね、逃げ癖があるんです。

子どもの頃から。

辛いことから逃げてしまう癖が。

で、そういう自分を責めていた。

逃げる自分、弱い自分を責める。

沖縄で店をやっているころは、
パーソナルトレーナーという肩書きもあって。

実際に仕事でトレーニング指導もしていた。

トレーニング指導をする仕事なら、
自分もちゃんとトレーニングをしなきゃいけない。

義務を課していたのです、自分に。

それがプロなら当たり前、だと。

トレーニング指導をするプロなら、
自分自身も定期的にトレーニングをして当たり前だし、
トレーニングの質・量もそれなりのことをするべきだと。

その自分に課していた質・量が、結構ハードだったんです。

ハードだから、辛いんです。

辛いから、逃げたくなるんです。

そして、逃げるんです。

で、しばらくサボって、
やっぱりちゃんとやらなきゃって、
また義務を課す。

この繰り返し。

だからちゃんと定期的にトレーニングを継続できていたかというと、
実はできていなかった。

なのに!

東京にきてから1年ちょっと。

トレーニングが定期的に継続できているんです。

初めてかもしれない。

こんなに定期的に継続できているのは。

なんでだろう?

考えてみたのですが。

1番大きいと感じているのは。

「義務が外れた」こと。

東京に移転して、
一旦パーソナルトレーナーという肩書きを外して。

運動をすることが仕事の一環ではなく、
「ただの趣味」になったんです。

「ただの趣味」だから、
いつもの逃げ癖を発揮して、
ほんとにしんどいところまでは追い込まない。

追い込まない(追い込めない)自分を、
責めなくなった。

許せるようになった。

だって、ただの趣味だから。

トレーニングを純粋に楽しめるようになったんです。

そしたら、苦痛じゃなくなった。

むしろ楽しくなった。

でもそうやって自分に義務を課さず、
辛くなったらすぐ逃げるトレーニングを1年ちょっと継続した結果、
沖縄にいた頃よりも筋力が向上しています笑

変にマジメすぎて、自分で自分の首を絞めていたんですよね。

ジョギングも同じで。

以前は、どこかで義務にしていた。

でもやっぱり続かない。

性格的に筋トレよりも苦手なので、
さらに続かない。

なんとか習慣にしようと、
フルマラソンの大会に申し込んでみたり、
「100日連続ジョギング」という義務をつくってみたり。

義務として課すと、とりあえずしばらくは頑張ってみるのですが。

やっぱり習慣化には至らない。

でも、東京にきて、
気楽にウエイトトレーニングが続けられるようになって。

「こんな感じで取り組んだら、ジョギングも続くんじゃ?」

と思い、再開してみたら。

続いているのです。

走るのが、気持ちいい。

辛くなったら、逃げれば(やめれば)いいだけなので。

義務がなくなり、逃げるのを許せるようになった。

プレッシャーがなく、気楽なんです。

そのプレッシャーは自分でつくっていたのですが。

自分で自分にプレッシャーをかけることでうまくいく人もいます。

僕は弱いから、
自分でつくったプレッシャーに負けてしまう。

でもいろんな人の話を聴いていると。

こういうパターンって僕に限ったことじゃないなぁと。

続かない人ほど、実は完璧主義なことが多い。

「やるならちゃんとやらないと。これくらいやらないと。」

自分に高いハードルを課してしまう。

すると、しんどくなる。

しんどいから、やりたくなくなる。

やらなくなる。

そのうち、
挑戦することもあきらめてしまう。

心の奥の方では、やりたいことであっても。。。

当たり前ですが、心底やりたくもないことをやる必要はありません。

でも、
ほんとうはやりたいことなのに、
やった方がいいと思っていることなのに、
失敗を恐れて一歩踏み出せないのはもったいない。

とりあえず、やってみる。

つらくなったら、逃げる。

いや、つらくなる前に、逃げる。

逃げる自分を、許す。

失敗する自分を、許す。

そしてまた、やってみる。

そんなことを繰り返しているうちに、
気が付いたら続いているかもしれません。

やると決めたことを鉄の意志でやり続けられる人。

すごいなぁと思います。

本気で尊敬します。

僕もそうなりたかった。

そうなろうとしていた。

でも、無理なんだと諦めて、受け容れた。

逃げ癖のある自分、弱い自分を、許した。

そうしたら。

ウエイトトレーニングもジョギングも楽しく習慣化できるようになって、
気が付いたら義務でやっていた頃よりも、
どちらもパフォーマンスがアップしました笑

10年前に気が付けばよかった笑

個人的に感じていることなのですが。

人って、向上心や好奇心が自然に備わっている。

発揮できなくなっていたり封印しちゃっている人はいたとしても、
なくなってしまった人はいない。

僕がウエイトトレーニングやジョギングをしているのは、
向上心ではなくて好奇心です。

20代の頃から、目標があって。

まだ達成できていないのですが笑

具体的な数値はここでは書きませんが、
ウエイトトレーニングとマラソンそれぞれ目標があって、
それを同時に(同時期に)達成してみたい。

どちらかに絞るのではなく、どちらも。

二刀流。

完全に好奇心。

簡単な目標ではないのですが、
自分がそうなれるのか?という可能性を試してみたいのと、
もしそうなれたとしてどんなカラダになっているのかを体験してみたい。

って、根っこは好奇心なのに、それを義務にしてしまっていた。

そりゃ辛い。

逆にいうと、
やめたくてもやめられないものがあったら、
逆に義務にしちゃうことでやめたくなるのかもしれません笑

長くなりましたが。

自分の中にある、向上心や好奇心。

発揮できている方は、いいのですが。

発揮できていないとしたら。

もったいないなぁと。

向上心や好奇心を封印するということは、
自分の可能性を封印するということでもありますから。

その封印を解いて、
はじめの1歩を踏み出す。

そして、2歩3歩と、
着実に歩んでいく。

自分が自分として生きていくためには、
ほんとうにやりたいことを着実に継続していくことも必要かもしれません。

・・・ということで、本題です。

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