こころとからだ

骨盤底筋群の、さらにインナー。

骨盤帯を支えるインナーマッスルとして重要な役割をもつ、
骨盤底筋群。

目に(耳に)したことのある方も、
多いかもしれません。

「そもそもインナーマッスルの役割って、なに?」

というところから。

ご存知のように、

インナー=内側(深層)という意味。

アウター=外側(表層)です。

陰陽でいうと、

インナー=陰

アウター=陽

です。

ということは、

<インナーマッスルの役割=陰の役割>

と言いかえることもできます。

さらに掘り下げます。

「じゃあそもそも陰と陽ってなに?」

陰⇔陽

インナー(内側・深層)⇔アウター(外側・表層)

目立たない⇔目立つ

みえない⇔みえる

内側・深層で、
目立たない・みえないけど大切な働きをしてくれているのが、
インナーマッスル。

カラダでいうと、

「外側から見える動きや外側から見えるボディライン」

はアウターマッスルによってつくられています。

そのアウターマッスルが働きやすくなるように、
地味に支えてくれているのがインナーマッスル。

「内助の功・縁の下の力持ち」

です。

インナーマッスルが目立たない・見えないところで支え続けてくれているからこそ、
アウターマッスルは目立つ・見えるところで役割を発揮できます。

そのインナーマッスルが機能低下を起こすと、
どうなるでしょう?

支えを失ったアウターマッスルは、
うまく働くことができなくなってしまいます。

インナーマッスルでの支えがないから、
アウターマッスルで支えなきゃいけなくなる。

でも本来のアウターマッスルの役割として、
「支える」は向いていないのです。

「支える」は本来、
インナーマッスルが得意とするジャンル。

でもインナーマッスルが機能低下を起こすと、
本来は苦手なはずの「支える」まで、
アウターマッスルがやらなきゃいけなくなる。

皆さんなら、どうですか?

本来は自分の役割ではないはずの、
苦手な仕事をやらなきゃいけなくなったら。

しんどいですよね。

そう、しんどいんです。

しんどくなったアウターマッスル、
どうなるでしょう。

ガチガチになります。

「支える」という苦手な仕事もしながら、
「動かす」という本来の仕事もしなきゃいけない。

動きのしなやかさを失ってしまう。

疲労も蓄積しやすくなる。

痛みが発生してくる。

骨盤帯を支えるインナーマッスルである、
骨盤底筋群。

機能低下を起こすと、どうなるのか。

骨盤帯の「支え」が弱くなる。

すると、

股関節の動きが悪くなる
⇒脚全体の動きが悪くなる
⇒股関節痛・膝痛
⇒その他骨盤~脚・足すべての不調に繋がります

骨盤は背骨の土台でもあるので、
骨盤の支えが弱い=背骨の支えも弱くなり、
骨盤・背骨周りの筋肉に過剰な負担がかかる
⇒腰痛や背中ガチガチの原因に

あとは↓の図のように、
骨盤底筋群は骨盤帯だけではなく、
骨盤腔内の内臓も支えてくれています。

ってことは、
骨盤底筋群という支えが弱くなると、
膀胱や子宮や直腸などのはたらきにも、
悪影響が出てくる。

いやぁ、めちゃくちゃ大事じゃないですか!

骨盤底筋群。

・・・実はここまでは前フリで、
ここからが本題です。

インナーマッスルの重要性。

骨盤底筋群の重要性。

わかっていただけましたでしょうか。

インナーマッスルがうまく使われていなくて、
アウターマッスル優位でカラダを使ってしまっている人が多い。

だから、インナーマッスルを鍛えましょう。

って。

それはその通りなんですよ。

おっしゃる通り座衛門です。

ここまででも充分なのですが。

さらに掘り下げるとどうなるのか。

「骨盤底筋群よりさらにインナーな存在はないの?」

と掘り下げたくなるのが人情です。

さっき書きました。

インナーとは、
目立たない・みえないものだと。

骨盤底筋より目立たない・みえない存在。

もしそんな存在があるのなら、
それが「骨盤底筋のインナー」です。

あると思いますか?

あるんですよ。

これです。

第1(ムーラダーラ)チャクラ。

骨盤底にあるのに、
みえない存在。

骨盤底筋群は解剖学的に存在します(みえる)

第1チャクラは解剖学的には存在しません(みえない)

骨盤底筋と第1チャクラを相対的に観ると、

骨盤底筋(アウター)⇔第1チャクラ(インナー)

になるんです。

アウターの支えが、インナーであるならば。

骨盤底筋群のはたらきを支えているのが、
第1チャクラなんです。

骨盤底筋群の機能が発揮されることにより、
アウターマッスルが働きやすくなるように。

第1チャクラのエネルギーが活性化することにより、
骨盤底筋群本来の機能が発揮されやすくなります。