こころとからだ

自分を許すために。

9月から新たにスタートした、オンライングループヒーリング

なにをしているのかをシンプルに表現すると、

「瞑想状態に入るお手伝い。」

瞑想といっても、手段や目的、イメージ・感覚など、無数に存在します。

僕にとっての瞑想状態とは?

それも言葉で表現するといろいろあるのですが、ひとつは

「思考が鎮まった状態」

です。

もちろん思考は人間が人間として生きていく上で、必要不可欠なものです。

思考が発達した人間だからこそ、これだけの文明社会をつくれた。

そこに異論はなく、そこから多大な恩恵も受けているので、感謝もしています。

ただ、思考にも「負の側面」もあって。

思考って、比較するんです。

その比較によって、例えば自分自身のことも裁いたりするんです。

「わたしは●●だからダメだ。」

「もっと●●だったらいいのに。」

自分のことも、無意識レベルで裁いている。

自分のことを100%受け容れる。

自分のことを100%許す。

そんなことは、不可能なのです。

思考優位でいる限り。

どこかで自分を自分で監視し続けて、正しくない自分を責める・裁く。

よくよく自分を観察してみると、そんなことを無意識レベルで日常的にやり続けています。

なので、心底気が休まる時間がないんですね。

どこかで、緊張感を持ち続けている。

どこかで自分を責め・裁き、許すことができていないわけですから。

思考は自分の中に問題を探し出すのが得意です。

その問題を解決するために動くのは、人間的な成長に繋がることもあります。

それはそれで素晴らしいこと。

ただ、思考優位である限り、ある問題が解決しても、また違う問題がやってきます。

永遠にその繰り返しです。

あるいは、自分の中に問題をみつけ、その問題のある自分を責め続けてしまうパターンもあります。

自分で自分を責め続ける。

当たり前ですが、消耗します。

人間が人間である以上、思考は必要な道具。

ただその必要な道具のせいで、自分の中に問題を探し、自分を責め・裁いてしまう側面もある。

じゃあどうすれば?

思考をなくして生活をするなんて、人間として生きていく以上、リームーです。

でも、思考を鎮めることは、できる。

思考で思考を鎮めようとすると、沼にハマりますが。

感覚を優位にしていくことで、自然に思考が鎮まっていきます。

普段思考にどっぷり浸かっている人ほど、時間はかかることは多い。

でも少しずつ、少しずつ。

カラダのこわばりが解け、バランスが調っていくと。

思考が鎮まっていきます。

思考が鎮まると。

自分を許せるようになります。

逆に、自分を許せるようになった状態が、瞑想状態です。

「自分を責める・裁く自分」が、いなくなる。

なんの意味もなく、なんの役割もなく、なんの義務も責任もなく、ただいのちとして存在しているだけ。

その状態が。

すごく心地いい。

すごく尊い。

・・・っていくら言葉でそれらしいことを書いたところで、この言葉を思考で理解しようとしても、リームーなんです。

感覚で実感しないと、わからない。

思考が鎮まる。

自分を裁く自分がいなくなり、自分のすべてを受け容れられる・許せるようになる。

そこにしかない、究極の安心感があります。

簡単じゃないですよ、その感覚を体感するのは。

特に普段、思考優位でガチガチになってしまっている人ほど。

現代人は、ほとんどそうですけど。

だから時間をかけて、回数を重ねて、ゆっくりゆっくり。

オンライングループヒーリングでは、その感覚を目覚めさせるお手伝いをしています。

個人の施術やオンラインセッションでも、そうです。

それ以上に尊いことはないと思うからです。

ではでは、ありがとうございました。