
僕は今でこそ「氣」などの「ミエナイ世界」も大切にしていますが、
整体業界に入って数年はそんなことはなく、
逆にバリバリの「ミエル世界派」でした。
解剖生理学を元に筋肉・骨・神経など西洋医学寄りの勉強ばかりしていて、
「氣」などという東洋医学寄りのものは、
信じないどころか眼中にないほどでした。
そんな僕にも転機があったから、
今こうなってしまっているんですね。
今回はその話を書きたいと思います。
整体業界に入ってしばらくすると、
「やっぱり栄養も大事だよね」
と思いはじめ、
カラダの構造的な勉強にあわせて、
栄養学も学び始めました。
といっても思考が西洋寄りなので、
栄養素について学ぶのみ。
三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)やビタミン・ミネラルなど。
それらの栄養素が身体にどういう影響を及ぼすのか。
足りないとどうなるのか。
どういう人は、どういう栄養素が足りないのか。
そういう勉強ばかりしていました。
そんな中、ある栄養の講習会に参加しました。
開始時刻ギリギリに会場へ到着。
一番前の真ん中の席しか空いておらず、
渋々その席に座ります。
僕は自分が受講生の時は、
なるべく端っことか後ろ、
目立たない席に座りたいタイプなのです。
講師に絡まれるのが、めんどくさいから(笑)
質問とかしてくる講師って、めんどくさいんですよね。
って、僕も自分が講師の時はやっちゃってると思いますが。。。
自分が講師だと、
受講生も参加してくれた方が、
講座がやりやすいんですけどね。
自分が受講生のときは、イヤなのに。
自己中か!
すみません。
一番前の真ん中の席に座り。
講座がはじまり。
早速、僕に質問がきました。
ほら、きた。
だから目立つ席はイヤなんだ。
で、講師からの質問。
「ここに、ごはんの入ったおひつがあるとします。」
「その中のごはんから、2人の人が、おにぎりをにぎっているとします。
Aさんは、ニコニコしながら心を込めて丁寧ににぎっています。
Bさんは、いかにもめんどくさそうに、雑ににぎっています。
AさんとBさん、どちらがにぎったおにぎりを食べたいですか?」
「・・・そりゃ、Aさんの方がいいです。」
「なぜですか?」
「・・・なぜって。。。」
「同じごはんですよ?栄養学的には、栄養価は同じはずですよね?
なのになぜ、Aさんのおにぎりの方がいいんですか?」
その質問に、ぼくは・・