こころとからだ

トラウマと瞑想

今週から第8期のオンライン瞑想がはじまりました。

その中でもお話ししたのですが、僕が実感している瞑想効果のひとつとして「許容範囲が拡がる」があります。

瞑想によって許容範囲が拡がったおかげで、あるトラウマを8割くらい克服しました。

2割残っていたら克服ではないのか。

軽減しました。

そのトラウマは「閉所恐怖症」です。

自由に身動きがとれない閉塞感のある状況になると、激しい動悸が起こるようになりました。

元々そうだったわけではなく、明らかな原因があります。

20代前半の頃、飛行機に乗る機会があったのですが。

その飛行機で向かう先に行くことが、というか、向かう先である人に会ってある話をしなきゃいけないことが、超強烈なストレスだったのです。

その頃はそもそも心身ともに絶不調だったのですが、そこにその超強烈なストレスがかかり、最悪なコンディション。

その最悪なコンディションで飛行機に乗り、ドアが閉まったところで、発作が起こりました。

息ができない。

苦しい。

こわい。

逃げたい。

しばらく耐えると発作は鎮まりましたが、トラウマになるには充分すぎる体験でした。

飛行機ってドアが閉まってシートベルトサインが点灯すると、身動きがとれなくなりますよね。

そもそも限界ギリギリで溢れ出る寸前だったストレスが「飛行機の閉塞感」というちょっとしたストレスが追加されることによって溢れ出してしまったのだと思います。

息ができなくなるって、当然命の危険も感じるんです。

条件反射でインプットされてしまったんですね。

「閉塞感=危険」

だと。

それ以来、飛行機に限らず自由に身動きがとれない状況になる・閉塞感・圧迫感を感じると、発作が起こるようになりました。

混雑している電車やバス。

車を運転していて渋滞にハマったりトンネルの中でも発作が起こる。

そんな状況だったんですよね。

ただ、瞑想を習慣化するようになって、時間はかかりましたが少しずつ少しずつ軽減していった。

瞑想で調った状態をつくり、その状態を深めていく。

それを続けていくことで、最初に書いたように許容範囲が拡がっていくのです。

いまの自分には許せないこと・受け容れられないことが、許せるように・受け容れられるようになっていく。

ただ、完全になくなったわけではなく、トラウマを想起させるような状況になると、いまでも発作が起こりそうなイヤな気配は出てきてしまいます。

そんな時に役立っているのが、やはり瞑想。

長年の瞑想習慣によって、ほぼ100%の再現性をもって、そして数秒で「調った状態」に入れるようになりました。

その「調った状態」をつくりキープした状態で、満員電車だったり飛行機に乗る。

そうすると、大丈夫なのです。

「心身ともに最悪なコンディション」と「(飛行機の)閉塞感」が条件反射で結びついてしまい、トラウマになってしまった。

それを「閉塞感」と「(瞑想で)調った感覚」を結びつけることで、上書きしていく。

上書きを積み重ねていくことで、少しずつトラウマを薄めていけるかもしれません。

ただ、根深いトラウマであればあるほど、時間はかかります。

年単位で取り組み続ける覚悟は必要です。

ただ、時間はかかるかもしれませんが、再現性のある方法で継続し続けていけば、薄まっていきます。

トラウマを薄めていくことは、生きづらさを薄めていくことでもあります。

そのお手伝いがしたくて、瞑想の講座を開催しています。

そして施術(手あて)も「僕がサポートさせていただく瞑想」だと思っているので、目的は同じです。