施術を受けていただくと、多くの方が「悪いところがあったか」や「どうすれば悪いところが良くなるのか」を質問されます。
もちろんそれがダメだというわけではないのですが・・・という話です。
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「悪いところを良くしよう」というのは、「比較・分離」の「男性性」の視点。
「〇〇なら良い」とか「●●なら悪い」と「条件付け」をするのは、男性性的。
一方で、その逆の「統合・一体化」が「女性性」
「条件付け」するのが男性性なら「無条件」が女性性なんですね。
「〇〇だからわたしには価値がある。●●だからわたしには価値がない。」というのは「条件付け」なので、男性性。
「(無条件で)わたしには価値がある」というのが、女性性。
どちらも必要。
社会ではほとんど男性性(条件付き)の部分でしか評価されないので、より良い条件を追い求めるのは当然でもあります。
が!
その根底に「無条件の自己信頼」があるのか、それがなくて「条件の部分だけで自己評価をしてしまう」のかで、心身の安定度がまったく変わってしまう。
のですが、ほとんどの方は「条件付きの自己価値」を求めることに比重が偏りすぎていて、「悪いところを良くしたい」という意識で身体のこともみている。
男性性的条件付けの意識というのは、成長・発展に繋がる意識でもあるので、それ自体が悪いわけではない。
ですが、男性性的意識が健全に発揮されるためには、その土台に女性性的意識が根付いていることが必要なのです。
心身の不調も100人いたら100通りあるのですが、原因を掘り下げて掘り下げて掘り下げていくと、「男性性優位への意識の偏り」というのが根本原因になっていることがほとんどだと感じています。
なので僕は「枯渇している女性性」を少しでも満たしていくお手伝いがしたいと思って、施術(手あて)をしています。
「悪いところを良くしよう」とは思っていない。
それは男性性の意識だから。
「あなたはあなたでいい。」というメッセージを、手を通して伝えたいと思っているのです。
だから、基本的に悪いところを探していない。
なので、「どこが悪かったですか?」と訊かれると一瞬困るのですが笑、でもその時は脳を男性性モードに切り替えて、「男性性脳で施術したらここが悪いって言うんだろうな」というところをお伝えします。
「悪いところを訊くな」ということではありません。
ただ僕は、さっきも書いたように基本的に悪いところを治そうとしているわけではなく、「あなたはあなたでいい。」というメッセージを伝えるために、手あてをしています。
明確に治したい症状があってそこを治療してほしいのなら、うちではなくて「治してあげたい」と思っている治療家のところへ行った方がいいかもしれません。
ただ。
女性性の「無条件」を満たしていくことをせずに、男性性の「条件付き」の部分だけがいくら良くなっていったとしても・・・たぶんその延長に真の自己肯定はありません。



