こころとからだ

自分じゃない自分を演じなくていい

4ヶ月前、学校に行きづらくなっている高校生男子の施術を。

クラスメイトと馴染めなくて、教室にいるのがきつい。

学校に行こうとすると心が重くなってしまい、遅刻や欠席が増えてしまっている。

「無理に友達をつくろうとしなくていい」

そのことを、ゆっくり段階を踏んで、丁寧に、30分以上かけて話しました。

そして、4カ月ぶりの施術。

「学校には行けるようになった。仲の良い友達は今もできていないけど、そのことにも自分の中で折り合いがついて、気にならなくなってきた。」

それでいいと思うんです。

人に好かれるために、嫌われないために、自分じゃない自分を演じる。

それを子どもの頃から、そして大人になっても続けて、自分がわからなくなっている。

そういう人は、少なくありません。

自分が自分として生きる。

それ以上に大切なことがあるでしょうか。

社会が決めつけた正解をすべての子に押し付けようとするのは、違和感があります。

「正しい生き方」よりも「自分らしい生き方」を。