こころとからだ

不登校と夢とゴリラ。

中学生の頃から施術を受け続けてくれている、Aさん。

小学生の頃から学校に行けなくなり、中学に入ってもその状況が続いていました。

で、中学生の頃は挨拶以外の会話はほとんどない感じ。

話をしたい感じではないというか話すことに極度に緊張してしまう感じだったので、あえて話さないようにしていました。

Aさんについて訊きたいことがあるとき、逆に僕から伝えたいことがあるときも、Aさん本人ではなく、お母さんとお話しをしていました。

それから5-6年の月日が流れ。

高校3年生になったAさんは、今でも2カ月毎の沖縄での施術を受け続けてくれています。

で、以前との大きな変化のひとつ。

僕に訊きたいこと・伝えたいことを、お母さんを通さずに自分で伝えてくれるようになりました。

内容を忘れないように、紙に書いてきてくれます。

体調のことだけではなく、学校生活のことや恋愛のことまで話してくれるようになりました。

今回も訊きたいことをびっしり書き込んだA4用紙を、施術前に渡してくれました。

高校卒業後の進路についての相談。

夢を話してくれました。

目を輝かせて。

最初に施術を受けにきてくれた頃の姿からは、信じられない変化です。

動物が大好きで。

それで、動物について学びたいと。

とてもいい。

話を聴いている僕にもワクワク感が伝わってきました。

「人間は疲れるけど、動物は疲れない。」

なるほどね。

とても繊細だから、そう感じてしまうかもしれないね。

ところで、なんで人間は疲れるのに、僕の施術はずっと受け続けてくれているんだろう?

人間じゃなくてゴリラだと思っているのかもな。