先日施術を受けてくださったAさん。
「今年に入ってからヨガをはじめたのですが、特に片足に重心が乗るような動きや姿勢になると、グラグラ不安定になって耐えられなくなってしまうんです。」
「慣れればできるようになると思ってやり続けていたのですが、そしたら膝や腰が痛くなってきてしまって。。。」
あらら。
カラダの状態をチェックしてみます。
すると、両側ともに特に内もも~骨盤底にかけての機能が著しく低下しているように感じました。
内ももの筋出力をチェックしてみても、ヘロヘロすぎて僕が片腕で軽く押すだけでも踏ん張りが効かない状態。
その状態で片足重心を安定させ全身を支えるのは、かなり厳しいですね。
「だから内ももを鍛えましょう!(刺激を入れましょう)」
の、前に。
なぜそこまで内ももが機能低下してしまったのか?
その原因を探ります。
経験上、内ももは内臓との関係でいうと、特に子宮の影響を受けやすい。
ということで、子宮に意識を向けてみると・・・存在を感じにくい。
「お答えできる範囲で教えていただきたいのですが、過去に婦人科系・・・子宮や卵巣のトラブルはありましたか?」
「・・・実は去年、子宮を全摘しました。」
なるほど。それでか。
「片足に重心が乗った状態でバランスをとるには、内もものはたらきもかなり重要なんですね。」
「はい。」
「でもAさんの内ももは本来のはたらきができていない状態になっているんです。」
「はい。」
「経験上、内ももは子宮からの影響を受けやすいんです。」
「・・・ってことは、子宮を全摘したら、もう内もものはたらきは落ちたままになるってことですか?」
「そうとは言い切れません。」
たしかに、目に見える物質としての子宮は、Aさんの体内にはもう存在していない。
でも、目に見えないエネルギーとしては、存在しているかもしれない。
いや、存在しているという前提でケアをすると、反応してくれるかもしれない。
もちろん医学的根拠なんてありませんが、今まで何度も、そういう経験をしています。
「子宮エネルギーが存在しているという前提で、手あてをしてみてもいいですか?」
「はい。」
しばらくすると、子宮エネルギーの存在が少しずつ感じられるようになってきました。
そして、Aさんの目からは涙が。
結構長い時間(30分以上)子宮(のエネルギー)に手あてを。
すると子宮エネルギーが蘇ってきた感じが。
Aさんの内ももの筋出力を再チェックしてみました。
すると、明らかに子宮エネルギーの手あてをする前よりも、出力があがりました。
僕が体重をかけて押しても、内ももで踏ん張ることができるように!
「普段グラグラするヨガの動きや姿勢、やってみてもらってもいいですか?」
「・・・あ!グラグラしない!!」
満面の笑み。
よかった。
これからは子宮がエネルギーとしてそこに存在しつづけているという前提で、毎日語りかけて、愛でてあげてください♪

