「瞑想を続けたら運もよくなりますかね?」
第5期オンライン瞑想が先週で終了したのですが、期間中にある参加者の方から↑のようなご質問いただきました。
瞑想で運はよくなるのか?
そもそも「運がいい」にも2種類あると思っていて。
1⇒ラッキーな出来事が起こる(外の変化)
2⇒自分の受け取り方が変わる(内の変化)
「運がよくなる」には、どうしても(1)を求めてしまいがち。
ですが、僕は瞑想で起こる変化としては、まず(2)かな、と感じています。
瞑想では「無(=ゼロ)」の感覚に入っていきます。
プラス(陽)でもマイナス(陰)でもなく、ゼロ(陰陽調和)。
普段は、思考も感情も身体感覚も、基本的に偏っている。
偏りなく日常生活を過ごせている人なんて、ほとんどいません。
だからこそゼロにととのう時間(=瞑想)が必要。
瞑想を習慣化してゼロにととのう感覚が沁み込んでいくことで、物事の受け取り方が自然に変わってくるのです。
同じような出来事が起こったとしても、偏った感覚でそれを受け取るのと、ととのった感覚でそれを受け取るのとで、感じ方が変わる。
「自分(の感覚)は変わらないけど、外に起こる出来事だけ自分に都合の良いように変わってほしい。」
そうなったら楽でいいですが、現実的ではない。
アインシュタインも
「狂気とは、即ち同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」
という言葉を残しています。
(実はアインシュタインの言葉ではないらしいですが笑)
「自分は変わらずに結果だけ変わってほしいなんて、狂ってるよ。」
ってね。
ホントそうだと思いますね。
で、身体感覚がととのってくると、ココロにもカラダにも「ゆとり」ができてくるんですよね。
「ゆとり」ができるから許容量も増え、ストレスに感じることが減ってくる。
「瞑想なんてする時間ないよ」という「ゆとりのない人」ほど、ほんとうは「ゆとりをつくるため」に瞑想をオススメしたい。
でもゆとりのない人ほど瞑想なんて地味なものに意識が向かない。
ゆとりがないときほど「簡単に手に入るわかりやすい快楽」を欲してしまうので。
そこが難しいところ。
あとは、僕のお伝えする瞑想では「ととのいポイント」を感覚的に探していくのですが。
それって結局「自分がととのうポイントを自分の感覚に訊く」ということなんですよね。
「自分はどういう状態がととのう=心地いいのか」を、感覚で掴もうとする。
それをやり続けると、どうなっていくのか?
瞑想中だけではなく、日常生活・仕事・・・生き方においても、「自分はどうすればととのうのか」を自然に探すようになり、そして自然に見つかっていくようになるのです。
ちゃんと自分が自分として生きられるようになってくる。
「こう生きれば自分が心地いい」それが感覚的にわかってきて、そういう生き方になっていく。
そりゃ結果的に運が良くなったように感じるかもしれませんね。
・・・ということで、「瞑想を続けたら運が良くなるのか?」に対する答え。
「なります。」

