週1×8週の第5期オンライン瞑想。
昨日が6週目でした。
瞑想の感覚を腑に落として、その感覚に入ることを習慣化する。
心地よく生きていく上で、とてもとても大切なことだと実感しています。
瞑想に入った状態のことを「無になる」などと表現されます。
「無」とは「ゼロ」のこと。
プラス(陽)にもマイナス(陰)にも偏っていない陰陽調和の状態、とも表現できると思います。
ということで、僕なりの経験と感性で培われた「陰陽調和=無になる」方法をご紹介しているのですが。
瞑想で陥りやすいのが、「一生懸命がんばって、努力して、瞑想状態に近づこうとすること」です。
「がんばる」とか「努力する」とか、「意識的にそうしようとする」というエネルギーは「陽」のエネルギーです。
なので、真面目に瞑想の感覚を習得しようとすればするほど逆にその感覚から遠ざかってしまう・・・というドツボにハマってしまいます。
だからといって「なにも意識しない」というのは、陰に偏ってしまう。
「意識する(陽)」と「意識しない(陰)」の矛盾した2つをどちらも共存した感覚が、無=ゼロ=陰陽調和の感覚です。
それを初回からお伝えしているのですが、アタマではわかっていても、実践しようとするとどうしても「意識する(陽)」に偏ってしまう。
多くの人には「できないことができるようになるには努力しなきゃいけない」という思い込みがインプットされているので、瞑想をできるようになるために頑張っちゃうんですね。
で、頑張れば頑張るほど「陽」に偏ってしまうので、瞑想の感覚から遠ざかってしまう。
ということで、昨日はあらためて「無=ゼロ=陰陽調和」の感覚になるための方法を熱く語りました。
その話を聴いてくださった方からのご感想

やはり、「ちゃんとやらなきゃ」と「努力」をしていたことによって、逆にどんどん瞑想の感覚から遠ざかってしまい、つらくなってしまっていたんですね。
「ちゃんとやる」とか「努力する」って一般的には「良いこと」なイメージなのですが、だからこそ「真面目な頑張り屋さんほど瞑想の感覚が掴めない」ということになってしまうことも多い。
ほんとうは真面目な頑張り屋さんほど瞑想習慣を取り入れてほしいのですけど。
ただ、このご感想をくれたKさんは「陰陽調和の感覚になるための話」が「頭じゃなく心にスッと入ってきた」ということなので、これからジワジワ感覚を掴めるようになってきそうですね。
そして、これまでに「ちゃんとやろうとしすぎて空回りしていた」という経験を重ねてきたからこそ、昨日の話が「心にスッと入ってきた」のだと思うんですね。
実践してきて壁にぶつかっていたタイミングだからこそ沁みる言葉ってあると思うんです。
挫折しそうになっていたからこそ、大切なことが心にスッと入ってきた。
それも陰と陽ですね。
だからこれまでのうまくいかなかった経験も決して無駄ではありません。
無駄ではないどころか、その経験のおかげでより深めることができるかもしれません。
遠回りのようで実はすべて必然だった、ということは人生レベルでもよくあることです。
「うまくいかない経験(陰)」も、いつか「糧(陽)」になる。
人生はそうやって陰陽が調和するようにできているのだと思います。
それに気づくことができれば、ですが。

