こころとからだ

不安の反対。

今年はおととい2/2が節分、そしてきのう2/3が立春だったということで、暦的には春がはじまったということになります。

ただ、それはあくまでも暦の話で、体感的にはまだまだ冬という感じではないでしょうか。

今週は今年1番の寒気が押し寄せてくるそうですし。

ところで「春になると体調を崩す」という方が少なくないんですよね。

それはほんとうに「春」のせいなのか?というのが、今回の話です。

1年を1日に置き換えると、春は朝、冬は夜です。

冬⇒春の関係性は、夜⇒朝の関係性と<相似>します。

相似って確か中学の数学で習いましたよね?!

懐かしいですね。

「冬⇒春」と「夜⇒朝」が相似するのなら、「春に体調を崩す」は「朝に体調を崩す」と同じような原因があるとも考えられるんですね。

朝に体調を崩す原因、いろいろありますが、代表的なところだと「寝不足」ってかなり朝の調子に影響すると思いませんか?

<夜に寝不足だと、朝に調子が悪くなる。>

当たり前ですね。

ということは、

<冬に寝不足だと、春に調子が悪くなる>

ともいえる、ということなんです。

で、夜とか冬って、五行でいうと「水」のグループ。

睡眠はその水気を養う行為なのですが、睡眠不足だと水気を養うことができず、水気が虚してしまう。

水気が虚した状態で朝(春)を迎えると、調子が悪くなっちゃう。

夜⇒朝、冬⇒春の流れは、五行的には「水⇒木」の流れです。

ジャンプも「水⇒木」です。

↑ギューッと踏ん張って水気を蓄える!

↑蓄えた水気を上向きの木気に変換して飛ぶ!

まずしっかり水気を蓄えるから、その後に高く飛べる(木気が発揮できる)んですね。

水気が虚していたら、木気は発揮しづらくなる。

春(=木の季節)に体調を崩すというのは、「水気の虚」に一因があるかもしれない。

逆に、冬のうちに水気を充分養っておくことで、春を調子よく過ごせるようになるかもしれないんですね。

では、水気を虚してしまう理由とは?

代表的なところでは、さっきも書いたように「睡眠不足」

あとは「冷え」

冷えるとカラダが「ギューッ」と縮こまりますよね。

↑これは知事困る(しょーもな)

知事困るではなく、縮こまる。

この縮こまるときの「ギューッ」というエネルギーが、水のエネルギーなのですが。

冷えが強い、あるいは慢性的に冷えていると、その「ギューッ」を過剰に使いすぎてしまうことになるんですね。

それで水気が消耗する。

あとは「恐れ」

こわいときも、カラダが「ギューッ」となりますね。

なので、不安を感じやすい・不安を抱え続けている人も、水が消耗しやすい状態になっています。

睡眠不足なら、しっかり睡眠をとる。

冷えているなら、しっかり温める。

では、不安は?

不安の反対は、安心です。

「安心感」それが水気の消耗を防ぎ、水気の養生にもなります。

安心しているときのカラダの状態って、どんな状態でしょう。

ひとつは、安定感。

安定していると、安心しやすいです。

地に足がつく。

肚が据わる。

↑原が座る(しょーもな)

安定していると、安心しやすい。

逆に不安な時は、不安定ということでもあります。

あとは、不安なときは、警戒している。

逆に、安心しているときは「委(ゆだ)ねる・お任せする」ことができています。

委ねるって、意外に難しいんです。

ついつい警戒してしまう。

不安を抱えていると、委ねることも難しい。

アタマでは委ねているつもりでも、カラダが委ねていない。

そういう方が多いんですね。

常にどこかで警戒していて、その警戒を解くことができなくなってしまっている。

だから常に緊張状態で、ココロもカラダも力を抜くことができなってしまっている。

それはしんどいですね。

しんどいし、水気を消耗します。

水気を消耗すると、心地よく朝や春を迎えることが難しくなるかもしれない。

委ねるって、どんな感覚なのか?

どうすれば、委ねられるのか?

委ねるを体感し、それを自分で再現できるようになれば、自分を安心感で包むことができるようになり、水気の消耗を防ぐことができます。

来週の大阪講座のテーマが「ここちよい春を迎える方法」なのですが、「委ねる」の感覚を持ち帰っていただくことを第一目標にしたいと思います。

「委ねる」を体感してみたい大阪近郊にお住まいの方、あと2-3枠空きがありますので、気が向いたらご連絡くださいね♪

2025/2/13(木)第37回大阪こころとからだ塾「ここちよい春を迎える方法」

・・・こんな長文を書いておいてなんですが、スマホを長時間見続けることも水を消耗します。

スマホを長時間見る方が良い季節なんてないですが、特に冬にスマホを見すぎるとダメージが強くなります。

冬はなるべくスマホをみる時間を減らし、なるべく温かくして、なるべく早く寝ましょう。

ここちよく春を迎えるために。