こころとからだ

寂しさと仙骨

2週に1回のペースでオンラインセッションを受けていただいている、ボディワーカーAさん。

前回は胸骨と仙骨が気になったので、それをお伝えしたのち、その2か所をヒーリング。

すると

<普段から仙骨の意識やコントロールが苦手に感じていた>

<今回もやはり胸骨より仙骨の意識が難しかった>

<少しずつ感覚を目覚めさせていけたらなぁと思った>

というご感想をいただきました。

それを踏まえた上で、今日のセッション。

全身をスキャンしてみると、やはり仙骨が気になる。

ということで、今日は仙骨に絞ってヒーリングをすることに。

「今」のストレスの根本原因が「過去」の体験にある、ということは、カラダの反応を掘り下げていくと、よくあることなんですね。

ではその過去の原体験を癒すにはどうしたらいいのか?というところで、これまでの僕は「”今“のカラダを深く深く癒していく」ことで「結果的に”過去”まで癒されていく」というところを目指し、そのイメージで手あてをおこなってきました。

が、最近は根深いストレスを感じた場合は、その「原体験が起こった年齢」をカラダの反応から感じ取って、「今ではなくその年齢にフォーカス」をしてヒーリングをおこなう、という手法をとるようになりました。

正確には「以前からそういう手法をとることもあったけど特に最近その手法を選択することが増えた」という感じです。

Aさんが「意識やコントロールが苦手」だと感じていた、仙骨。

「仙骨にストレスがかかりはじめた原体験」をカラダの反応から感じ取ると「3歳」だと。

さらに「なにが原因?」とカラダに訊いてみると「寂しさ」という反応。

骨だからといって構造的なストレス(姿勢とか動きとか外部からの物理的な刺激とか)だけが原因とは限らないのかもしれません。

過去に起こった体験を潜在意識が記憶する、と言われますが、Aさんの場合は「3歳の頃に感じた寂しさの記憶」が「仙骨」にインプットされていたのかも。

ということで、前回は「いまのAさんの仙骨へのアプローチ」だったのを、今回は「3歳のAさんの仙骨へのアプローチ」に変えてみました。

終了後には「前回よりも仙骨の感覚が感じやすくなった」というご感想をいただきました。

次回以降もしばらくは「幼少期までさかのぼった仙骨ヒーリング」をさせていただく予定です。

最近「お菓子を食べはじめると止まらなくなってしまう」というテーマで、やはり「3歳」の頃の記憶にアプローチをした、という記事を投稿をしました。

今回も同じ3歳だったのはたまたまで、もちろんすべての方・すべての状況で3歳からストレス反応がはじまる、ということではありません。

最近の他のお客さんでいうと、高校生くらいの年代(16~18歳)くらいにさかのぼって子宮のヒーリングをする、という事例もありました。

繰り返しになりますが、「過去に受けたストレスが癒やされないままで残っていて、それが今感じているストレスの種になっている」という可能性もあるんですね。

なので、状況によっては、今ではなく過去から癒していく、というアプローチが必要になることもあるのかもしれません。