こころとからだ

初詣と耳

本日、初詣へ。

大晦日にもお礼参りに行った、店の近所にある明治神宮と鳩森八幡神社の二社。

今朝、東京都心では今シーズン初の「冬日」になったそう。

冬日とは、気温がマイナスになること。

神社へは自転車で行ったのですが、寒いかなと耳まで隠れるニット帽を。

<明治神宮>

すると、寒いどころかじんわりと汗が。

耳を覆うか覆わないかで、随分と暖かさが違いますよね。

東洋医学では寒さから身を守るために「腎」のエネルギーが使われる、とされています。

カラダが「寒い」と感じると、身を守るために「腎気」を発動させるんですね。

ということは、カラダが「寒い」を強く感じるほど、長く感じるほど、腎気が消耗していくかも、ということでもあります。

<鳩森八幡神社>

カラダが「冷え」ていると「寒い」と認識し、やはり腎気を消耗します。

腎気が消耗していると、カラダはどうなるのか。

たくさんありすぎるのですが、その中のひとつが「耳が冷えてかたくなる」です。

施術をさせていただくと、耳が冷えてかたくなっている方、すごく多いのです。

それは、腎が消耗しているサインのひとつ、です。

逆に「耳が冷えないように守ること」が「腎気の消耗を防ぐ⇒寒さから身を守ること」になります。

ということで。

「寒いなぁ」と感じるとき。

「カラダが冷えている」と感じるとき。

耳を温める、すごくオススメです。

ニット帽や耳あてやマフラーなどで保護する。

あるいはモノを使わないのなら、自分の手で温めるのも良いです。

その際のポイントは、

「水をすくうような手の形をつくり、その形のままで耳を覆う」

です。

2-3分も続けていると、耳がポカポカしてきます(手や耳の冷え具合にもよります)

耳がポカポカしてくると、全身も少しずつポカポカしてきます。

腎の養生は、冷えの緩和だけではなく、たとえば「不安の軽減」にも繋がります。

「耳あてセラピー」で不安感が軽減することがあります。

ということで、この寒い季節は耳を温めることもオススメですよ!という話でした。

腎気が消耗する原因は、寒さ・冷え以外にもいろいろあります。

腎気を養生する方法も、耳を温める以外にもいろいろあります。

なぜ腎が消耗し、どうすれば腎を養生できるのか。

↓の講座でもご紹介します。

◆2025/2/13(木)第37回大阪こころとからだ塾「ここちよい春を迎える方法」

冬に冷えを蓄積させてしまう(腎を消耗させてしまう)と、春以降の心身の調子に悪影響が出てしまう可能性が高くなります。

寒いのは仕方がないし、それによってある程度冷えてしまうのも仕方がありません。

が、過剰に冷えないように対策をすることが大切ですし、冷えたとしてもリカバリーすることが大切です。

「耳あてセラピー」ぜひこの冬の習慣にしてみてくださいね。