年末に開催したオンライン講座<潜在意識×経営戦略>。
その中で、こんな話を。
潜在意識は2種類に分けられると考えています。
<先天的に備わっているもの>
と、
<後天的に備わったもの>
に。
そしてその講座では前者を<リトルA>、後者を<リトルB>と呼びました。
この記事でもそう呼びます。
<リトルA>は、元々その人に備わっている気質(特徴・個性)など。
「自分らしく生きる」方法は、<リトルA>が知っていて、常にサインを送ってくれています。
「自分探し」で迷子になってしまっているときは、<リトルA>からのサインを感じられなくなっているときです。
<リトルB>は、人生経験から学習し、主に自分を守るために備わるもの。
たとえば「トラウマ」と呼ばれるものは、<リトルB>です。
なぜ<リトル>というネーミングにしたのか。
↓をネタに使ったからです。
本田圭佑選手の、ACミラン移籍会見。
心の中にいる<リトル本田>に、「どこでプレーしたいのか」を訪ねたと。
で、<リトル本田>は「ACミランでプレーしたい」とサインを送ってきたんですね。
この<リトル本田>は、さっき僕が定義した<リトルA>と<リトルB>だと、どちらに感じますか?
感覚なので、正解はありません。
ちなみに僕は<リトル本田=リトルA>だと感じました。
<リトルA>って「わたしがわたしとして生きる」ための「道しるべ」みたいなものです。
「こっちだよ!」って、サインを送ってくれる。
規模が全然違いますが、僕が沖縄から東京へ移転したのも<リトルA>からのサインでした。
アタマで考えて計画的に決断したわけではありません。
僕自身は小心者なので、そんな大きな賭けはできません。
でも<リトルA>が「行け!行け!」って訴えてくるんです。
抗えない強さで。
それでかなりビビりながらも勇気を出して動いてみた、というのが東京移転の真相です。
きっと東京に移転することでしかできない経験が、僕が僕として生きるために必要な経験だったのだと思います。
で、<リトルA>って、こんなに人生に大きく影響を与えそうな重大な決断が求められることばかり訴えてくるわけではありません。
例えば、さっきジムに行ってきたのですが、今日はサボろうかなぁと思ったんですよね。
で、サボることを正当化する理由なんて、いくらでも出てくる。
でも、<リトルA>は「行け!」って言ってくる。
だから行ってきました。
そういう日常の中の些細な行動にも、<リトルA>は口を出してきます。
アタマで考えると「それやってなんの意味があるの?」っていう指令を送ってくることもあります。
昨日の記事<「なに目指してんの?」>に書きましたが、「ひとり箱根駅伝」をやろうと思っているんです。
でもそれは僕がやりたいと思っているわけではなくて。
<リトルA>からの指令なんです。
僕(のアタマ)は、「え?なんでわざわざそんなこと・・・」と思っています。
でも、心の奥の方で「まんざらでもない」という感覚があるのも実感しています。
だから、たぶんやります。
「重要な決断」の時だけ<リトルA>の声を聴こうとしても、なかなか難しいかもしれません。
<リトルA>は日頃から、小さなことからサインを送り続けています。
中には「それがなんの役に立つのかわからない」というサインを送ってくることもあります。
クリスマスに「珍宝館」に行ったのも、<リトルA>からの指令です。
そういう意味のわからない、そしてしょーもない(とアタマでは思う)指令も送ってくる。
「アタマでも重要だと思うようなこと」にだけ<リトルA>からのサインを感じようとしても、なかなか難しいかもしれません。
日常の中から、小さな小さな、どうでもいいようなサインも拾うようにしていかないと。
逆に、小さなどうでもいいサインも感じようとしているうちに、少しずつ<リトルA>と仲良くなっていき、<リトルA>を信頼できるようになっていきます。
そして実は<リトルA>と仲良くなる・信頼できるようになるというのは、<自分自身>と仲良くなる・信頼できるようになる、ということでもあります。
僕は15年くらいかけて、少しずつ<リトルA>との信頼関係を築いてきました。
その結果、自分自身を、自分の人生を、信頼できるようになってきました。
自分が自分を楽しませる方法もわかってきたし、自分に与えられた役割もわかってきました。
生きることに意味があるのかないのかなんて、正解はないと思います。
意味を見出すのも意味なんてないと思うのも、自由なのだと思います。
ただ、僕は子どもの頃から「なんのために生きているのか」がわからなくて、苦しかった。
それは逆説的に「生きる意味を見出したかったから」かもしれません。
で、やっと見つかったんです。
まず僕が<リトルA>が示す道しるべに従って歩んでいくこと、そして施術や講座で関わりをいただく皆さんが皆さんの中にいる<リトルA>とより深く繋がる後押しをする、それが僕の生きる意味だと、腑に落ちました。
ではどうすれば<リトルA>と深く繋がることができるのか?
そして<リトルB>の仕組み・役割とは?
そういったこともお伝えしていければと思っています。