こころとからだ

歯医者(続編)と、守永さん。

3日前に投稿した人のフリ見て、我がフリ Now on Sale!という記事に対して、たくさんの反響がありました。

ブログ1記事に対してこんなに反響があったのは、かなり久しぶり。

ご来店いただいたお客さんともその記事について話すことが多かったり、あとはDM・メッセンジャーなど個別のご連絡も多くいただきました。

感想だったり、都内のオススメ歯科医院のご紹介だったり。

お心遣いをいただいた多くの皆さま、ありがとうございました。

で、その歯医者。

記事として投稿したのは3日前でしたが、実際に行ったのは10日前でした。

で、今日の午前中にも予約をとっていたので、行ってきたんですね。

10日前にイヤな対応をされたので、もう行きたくないなぁとも思ったのですが。

予約をしちゃってたので、まぁ今回まで行くか、ということで。

なんでイヤな思いをしたのに、次回の予約をしたのか?

イヤな対応の直後というよりも、歯医者を出てしばらく時間が経ってから、思い出してイライラしてきたんです。

ありません?そういうこと。

まぁそんなことで次回予約をとり、それが今日の午前中だったということです。

今日で終わりにしようと思っていました。

こんなところに通い続けるのはイヤだなって。

でも、直前になって、急にこう感じたんです。

「イヤな対応をされたからもう行かない。それじゃあ、これまでの自分となにも変わってないよなぁ。」

って。

人としての幅を拡げるため、じゃないですけど、なんとなくこれまでの選択と違うパターンを体験してみようと。

で、そんなとき。

最近自分が書いたある記事の内容を思い出したんです。

その記事⇒<潜在意識×夫婦関係>

記事の中で、こんなことを書いていました。

「わたしは大切にされる価値がないんだ」という思い込みがあると、ほんとうに大切にされなくなってきたり、大切にされたとしても気づくことができなくなってきます。

そうなってくると、パートナーに対して不平不満ばかり感じるようになってきます。

「わたしは大切にされない」が前提にあるので、パートナーのすべての言動が「わたしを大切にしてない」ように感じてしまう。

これ、これから治療を受ける歯科医師に対しても同じだと思ったんです。

「コイツは前回イヤな対応をしてきたクソヤロウだ。」

そういう前提条件が設定された状態で治療を受けると、ほんとはそうじゃないこともそう感じてしまうかもしれない。

だから。

「今日初めてこの歯科医師の治療を受けるという設定にしてみよう」

と。

前回のことは一旦リセットして、ニュートラルな状態で治療を受けてみようと。

その設定でもイヤだなと感じたら、その時はもう終わりにしようと。

で、初めて治療を受ける設定で、受けてみました。

うん、悪くない。

これがもし初回の治療だったとしたら、2回目はあるか?

うん、ある。

・・・ということで、「また次もアリ」という結果になりました笑

これが「前回イヤな対応をしてきたクソヤロウ」という前提条件で治療を受けていたら、やることなすこと一言一句すべてにイラっとして、

「あーやっぱりコイツいやだ。もう次の予約はしない。」

となっていたかもしれません。

しらんけど。

今回の件は、僕にとってはなかなか大きな気づきになりました。

普段は無意識に、誰かのことを先入観アリアリで観てしまっている。

自分の中でイメージをつくりあげ、そのイメージという色眼鏡を通して、その人を観てしまっている。

そのせいで、「いまこの瞬間のその人」を純粋に感じることができなくなっているのではないか。

だから今日は10日前の歯科医師の対応は一旦リセットして、「今日のこの人」だけを純粋に感じてみようと。

そしたら、大丈夫だったんですねぇ笑。

以前の僕だったら10日前の対応をされた時点で「あ、コイツ無理」って切ってました。

でも、今日は違った。

今回の歯医者きっかけで、人との関わり方が少し進化したかもなぁ。

・・・ここからが本題です。

「一旦リセット」することで、これまでとは違う視点で人(歯科医)と関わることができた。

その体験をしたのちスマホを見ると、守永さんからメッセが。

守永さん、7-8年前くらいから僕の福岡講座にほぼ毎回ご参加いただいているんです。

で、僕の講座は、毎回ほとんど同じことを言ってるんです。

伝え方は少しずつ変わってるにせよ、伝えている内容は変わってない。

だから、いい加減そろそろ飽きてもいい頃なんです笑

なのに、飽きずに受講し続けてくれている。

で、講座中の守永さんの様子。

これまでに何度も何度も同じような話を聴いてきたはずなのに。

これまでに何度も何度も同じようなワークをやってきたはずなのに。

初めてその話を聴くような、初めてそのワークをするような、そんな様子で受講されている。

これってすごいことなんですよ。

「あーうん、それ聴いたことある。あーうん、それやったことある。」

そんな感じになる人の方が圧倒的に多い中で、守永さんは毎回リセットされた状態で受講されているんです。

だからたぶん、毎回同じような内容なのに、毎回学びがあると言ってくれる。

それは僕の講座内容がすごいのではなく、守永さんの姿勢がすごい。

「聴いたことあるよ。やったことあるよ。それもうわかってるよ。」

そんな前提・そんな設定で受講しても、新たになにかを吸収することなんて、できないです。

だってもう、わかってるんだから。わかってると思い込んでるんだから。

でも守永さんは、僕から見ても充分わかっているように見えるのに、それでもリセットして、「初めて受ける設定。わかっていない前提。」で受講されている。

だからこんなメッセージが書けるんです。

いつも同じようなことしかやっていないのに、「いつも新しい」って。

で、このメッセを読んで、気づいたんです。

僕がさっき歯科医に対してやったことと、同じことだなって。

前にイヤな対応をされてムカついたけど、今日はそれをリセットして治療を受けてみた。

その結果「あれ?思ってたほど悪くないんじゃない?」ということに気づけた。

リセットすることで、リセットしないと気がつけないことに気がつくことができた。

それを僕は進化だと捉えたのですが。

守永さんは、すでにそれをやっていたんですよ。

僕の講座で。

毎回リセットして受講し直す、ということを。

そして毎回リセットするからこそ気づけたことを、ちゃんとご自身の糧にされている。

いやマジでスゴい。

で、その守永さんにも受講いただいた先日の福岡講座。

その中で「調和のとれた後屈をする方法」をお伝えしたんですね。

それを早速帰りの電車でアウトプットされていました。

結構周りに人がいる状況でできるのがスゴい。

その日の福岡は気温1桁だったのに素足サンダルなのがもっとスゴい。

いやマジでスゴい。