こころとからだ

大仏の手。

先週末は年内最後の出張。

福岡へ行ってきました。

博多駅のイルミネーション↓

土曜日は施術。

↓のレンタルサロンをお借りしました。

施術を受けてくださった、Cさん。

僕が福岡で仕事をさせていただくようになって15年近く。

Cさんは福岡開催の初期の頃から講座や施術にお越しいただいています。

全国の中でも「整体師・照喜名」の歴史を深くご存知な方のひとりなんですね。

疎遠になっていく方もいる中で、長くご縁が続いている。

きっと僕が大切にしていることを深いところでご理解いただき、共感していただけているのかなと。

僕が勝手にそう感じているだけなのですが、まぁとにかく、うれしくありがたいことなのです。

そんなCさんの施術。

会話よりも感覚に集中していただいた方がいいように感じたので、施術中はあえて必要最低限以上の会話はせず。

で、施術後。

「今日は、どんな感じでした?」

純粋にCさんの感想が気になって。

「以前よりも手が分厚くなっているように感じました。大仏の手みたいな。」

「大仏の手、ですか?」

「はい、わたしの感覚では、奈良の大仏の手、ですね。」

(ほぉ、奈良の大仏かぁ)

と思っていると・・・

「まぁ、奈良の大仏、見たことはないんですけどね。」

見たことないんかい!!!

ウケたのでこのオチで完結、でもいいのですが、ご自身のSNSでフォローしてくれていました笑

施術後に今日はどうでした?と尋ねられてすぐに出てきたのが、
『以前と手の感じが変わりましたね。大仏の手でした。』と(笑)

私の感覚だと東大寺の大仏さん( *´艸`)

以前はどちらかというと、観音菩薩の手という感じの少し線が細い感じがしていたのですが今回は何だか厚みのある大仏の手という感じ。

もちろん、触れられている感覚はどちらとも柔らかくて心地よいのです。

そして私が感じているのは多分、物理的な手の厚みを感じたのでなくエネルギー的な厚みではないだろうか?と。

別の言い方をすれば・・・
安心感が増している感じというか、
全てを委ねている感じというか、
全てを受け止めている感じというか、
信頼感が強くなっている感じというか、
簡単に言えば・・・
ちょー安心できるおててだということです( *´艸`)

そもそも私は奈良の大仏さんは見たこともないし、
どんな御方なのか存じ上げませんでしたのでちょびっと調べてみました(笑)

どうやら毘廬遮那如来らしいです。

太陽の光があまねく届くように宇宙全体を統一する最高の仏様だと書いてありました(*^^*)

それで言えば、私が感じたものはあながち間違ってはいない気がします(*´艸`)

「安心できる手」

まさに僕が目指している手を一言で表現するとそれで、それを感じていただけて励みになりました。

ありがとうございました。

翌日は、講座。

福岡での講座開催、なんと28回目。

「福岡でも1度は講座開催してみたいなぁ♪」

そんな軽いノリで採算度外視で開催した1回目の頃には想像も出来なかった回数になりました。

これまでご参加いただいた皆さんのおかげでしかありません。

ありがとうございます。

今回も会場はここ↓

ももちパレスの和室。

和室の空きがなくて他の会議室を使ったこともありますが、基本的には和室。

たぶん全28回中20回はこの和室を使っていて、1回6時間だとすると、ここで120時間も過ごしたことになります。

ということは、これまでの人生の中の丸5日間はここで過ごしたことに!(だからなに)

まぁ、僕にとっては馴染み深い「福岡のホーム」のような場所(部屋)だということですね。

テーマはリクエストをいただき「からだの声をきく」

9月に北海道・旭川で同じテーマの講座を開催したのですが、そのご案内を読まれた方から「福岡でもぜひ同じテーマで!」とリクエストをいただいて。

「旭川の講座ではこんな話やワークをしたなぁ。そういえば旭川講座の前夜に巨人がリーグ優勝を決めたんだったなぁ。」

などという想い出に浸りながら会場へ向かいます。

が、同じテーマでも場やメンバーが違う。

僕の講座はテーマをガン無視するようなことはしませんが、場の雰囲気や皆さんのリアクションなどをみながら、アドリブで話やワークを進めていきます。

同じ内容でいいなら、録画したものを視聴してもらえばいいだけなので。

リアルタイムの講座、特に対面での講座は、ライブ感こそがとても大切だと思っているので。

なので、同じテーマでも場やメンバーが違えば、内容も変わります。

伝えたいこと(目的)は同じなんですよ。

手段が違うだけで。

「からだの声をきく」

このようなテーマでの講座は、10年以上前から数え切れないほど開催してきました。

が、過去の講座を振り返ってみると、表面的なスキル紹介に偏りすぎていたなぁと。

根幹よりも枝葉の部分を伝えることに、時間を割いていた。

いやもっとちゃんと根幹を伝えるべきだ。

べきというよりも、伝えたい。

表面的なスキルが身について、わかったつもりになって調子に乗ってしまう人もいます。

過去の僕もそうでした。

が、本質はそこじゃないんですよね。

ということに、やっと気づいてきた。

大仏の手に近づいてきたから、気づけたのかもしれない笑

ということで、もちろんスキルも紹介しましたが、それ以上にそのスキルの根幹となる感覚を体感していただくこと、そしてそれを沁み込ませていくことに時間を使いました。

↑ただでさえ怪しいワークなのに、ぼかしを入れることで余計に怪しくなっている様子。

「自分という感覚」を大切に生きる。

そもそもその「自分という感覚」って、なんなのか?

いくら言葉で説明しても届かないことが、体感で届くことがある。

それを届けたつもりの講座でした。

皆さん、あの感覚がからだに残っているうちに思い出して、そして深めていってくださいね。

貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

福岡出張は半年に1回のペースだったのですが、今回は9カ月ぶりになってしまいました。

次は半年後くらい(6月か7月)に行けたらと思っています!

<おまけ>

講座会場の近くに、お気に入りのうどん屋さんがあります

ごぼう天うどん。

めちゃうま。