こころとからだ

潜在意識×経営戦略

先日オンラインセッションを受けていただいたお客さん。

僕と同業系の女性で、自宅の一室をサロンにして開業されている。

ほんとうは自宅とは別でサロン専用のスペースを借りたいけど「月商50万円に届くまではダメだ」と夫に言われている。

厳しいなぁ、夫。

堅実ともいえるけど。

目標の月商50万円を目指して経営の講座を受け続け、定期的にコンサルも受けている。

多少売り上げはあがったけど目標には届かず、最近は心身ともに調子が優れない日が多い。

「売り上げのためにがんばって、心身の調子を崩す」

これまでに3億回くらい聞いたことのあるような話です。

経営戦略、もちろんめっちゃ大事だし必要です。

戦略を構築することも、その戦略に合わせて戦術を実践し続けることも。

ただ、そのお客さんのカラダ、「月商50万円」という言葉(のエネルギー)に対して、ストレス反応が出るのです。

「月商50万円」という言葉が耳に入るだけで、カラダがこわばり、重くなる。

そういう無意識レベルの反応がある。

その反応がある状態で月商50万円に向かって行動をし続けると、どうなると思います?

行動するたびに、カラダがこわばり、重くなるんですよ。

そりゃ、仕事を頑張れば頑張るほど心身に不具合が起こってくるでしょう。

アタマ(思考)では、月商50万円にしたいと思っている。

でもカラダ(潜在意識・感覚)は、月商50万円を拒否している。

その感覚を無視して、思考(経営戦略)だけで目標に突き進もうとすると、感覚がブレーキをかけてくるんです。

だから、進みたいなら、まずそのブレーキを外さないと。

まず「月商50万円」を潜在意識・感覚レベルで違和感なく受け入れることができる。

その土台をつくってから、その次のステップとしてアタマ(経営戦略)を使う。

感覚を土台に、思考を使うのです。

陰陽でいうと、感覚が陰で、思考は陽。

言い換えると、感覚が女性性で、思考は男性性。

だから、男性は割と思考ゴリゴリ経営戦略メインでも、大丈夫。

でも女性は、やっぱりまずは感覚を大切にしないと。

そもそもセラピストって感覚を土台におく仕事じゃないですか。

「女性セラピスト」って「感覚&感覚」な人種なはずなんですよ。

もちろん人によるとは思いますけど。

だから、女性セラピストなら、売上目標を立てるにしても、まずは感覚(潜在意識)から調えて、そこを土台にすることが大切だと思うんです。

その土台があってこその、経営戦略(思考)。

しつこいですが、もちろん経営戦略も大事なんですよ。

でもそこだけじゃ行き詰まりやすいです。

特に女性は。

「潜在意識(陰)×経営戦略(陽)」

「どちらか」ではなく「どちらも」の講座、やりたいなぁ。