こころとからだ

モラ男2

前回「モラ男」について投稿したところ、「実はわたしの夫も・・・」というようなDMを数件いただきました。

問題の根が深くて「すぐに問題解決!」とはなかなかいかないかもしれません。

が、基本構造を知っておくだけでも少し心が楽になったり関わり方のヒントになったりするかもしれないので、続きを書いてみますね。

「モラ男」ってちょっと変わると「モテ男」になりますね。

そうなんですよ。惜しいんですよ。

「歪んだ過剰な男性性」を「調和のとれた強い男性性」に変えることができれば、「モラ男」は「モテ男」に変わるはずなんです。

恋愛市場においても「いい人」より「モラ気味な男」の方がモテやすい傾向にあるのは、「オス力」を感じさせるからなのかもしれません。

僕と同業系で講師業もされている女性ファンが多いカリスマ男性講師の方々も、モラ男気質をやんわり感じる方が多いですね(ちょっと羨ましい笑)

「モラ男気質」って、良い風に表現を変えると「王様気質」ですから。

そう、「モラ男」と「男らしさ」って方向性は同じなんですよ。

ただ、その男性性が歪んだ形で発揮されてしまっているのが、モラ男です。

前回「男性性=外の意識=タテの意識」だと書きました。

「女性性=内の意識=ヨコの意識」です。

たとえば「指導」とか「命令」とかって、「上から下」の「タテ意識」な感じがしませんか。

一方、「共感」とか「提案」とかって、「同じ目線」なので「ヨコ意識」なのです。

なので、モラ男は「指導」とか「命令」をされるのが、嫌いです。

「オレ様」が「上」だからです。

なのでモラ男は、他人からのアドバイスを素直に聞き入れることができません。

特に近い関係性、妻からのアドバイスなんて、聞き入れません。

なぜか?

意識が強く「外」に向いているから。

妻って1番近い、一番「内」の存在なんです。

モラ男は「外」は取り繕ってでも大事にしますが、「内」を蔑ろにするんです。

最初は優しかったのに、近しい関係性になったら態度が変わるやつです。

なので、「指導・命令・アドバイス・助言・教育」という上からの意識では、聞き入れてもらえません。

それがいかに正論であっても。

めんどくさいですね。

なので、なにかを伝えるのであれば「タテの意識」ではなく、「共感・提案」などといった「ヨコの意識」で伝えた方がいいかもしれません。

「タテの意識」を使うにしても、「上から」ではなく「下から」の「尊敬・尊重」の意識で。

「なんであんな奴にそこまでしなきゃいけないんだ」と思われるかもしれませんが、割り切ってうまく使いこなせるようになれば、手のひらで転がすことができるようになるかもしれませんよ。

原理さえわかれば、実はすごく単純なので。

気が向いたら続き書きます。