こころとからだ

「親」と「性」

9月は、

名古屋⇒沖縄出張:計10泊

沖縄出張(その2):2泊

北海道出張:5泊

と移動の多い月で、
プロ野球ペナントレースも佳境に入っていたこともあり(それはただの趣味)、
なかなか慌ただしくも充実の日々でした。

そんな感じで東京にいる日の方が少ない月でもあったのですが。

その中でも9/23(日)には、
4月からスタートした<東京開催>触れるの探究6カ月コースの最終回を迎えました。

うれしすぎる想定外で、うちの店には入りきらない人数からお申し込みをいただき。

毎回レンタルスペースをお借りしての開催でした。

会場近くの目黒川↓

「触れる」について、6時間×6回の対面講座と、1時間×6回のオンライン講座。

計42時間。

42時間もひたすら「触れる」についての話とワーク。

そんなマニアックな時間に興味をもってくださった、マニアックなメンバー。

時間を重ねて、内容への理解、そして信頼関係もじわじわと深まり。

僕だけではなくそこにいる全員で「場」をつくりあげてきたからこそ、扱える内容。

「親」と「性」について。

心身にかかっているストレス、その原因を掘り下げていくと・・・掘り下げて掘り下げて掘り下げた先にあるのが、<「親」と「性」に関するトラウマ>であることが多い。

どちらも自分の<存在の根幹>にダイレクトに関わってきます。

ものすごくたいせつだからこそ、そのたいせつなところにダメージを受けてしまうと、ものすごく深い傷になってしまう。

そしてものすごく深い傷がこれ以上傷つかないように、強力な鎧で守り続けているんですね。

その深い傷に触れるということは、それだけの繊細さが必要になります。

過去にはその深い傷に触れられるほどの繊細さが僕に足りなかったせいで、
強烈な反発を食らったり、
心を閉ざされてしまったり、
傷を癒すつもりが余計に傷つけてしまったようなこともありました。

そんな経験があるので、「親」や「性」に関するテーマを、簡単に扱うことはできない。

扱うにしても、当たり障りのない表面的な部分だけにする、とか。

でも、今回のシリーズ講座では、計42時間もの時間をいただいて。

さらにサチコさんからの開催リクエスト文の中にも、この2つについて扱ってほしいと書かれていたので。

僕なりに丁寧に段階を踏みながら、これまでの講座等では扱うことができなかった深さまで、「親」や「性」のことについての話やワークを入れることができました。

講座でそこまでの話やワークをしたのは初めてだったので、僕にとっても貴重な経験で。

ほんとうはその先にもっと伝えたいこともあって、でもそこまでいくとさらにあと半年かかる笑

でも伝えたいことの基本的なところはお伝えできたかな、と思います。

めちゃくちゃたいせつなんですよ。

でも、さっきも書いたように、深く傷ついているところでもある。

現在進行形で、そこが深く傷ついている方々の施術もさせていただいています。

それがどれほどの傷なのかが、以前よりは少しずつわかるようになってきて。

だからこそ、安易なことは書けない・話せない。

良かれと思って書いた・話した綺麗事で傷ついてしまう人もいる。

それが体感的にわかってきたので、ブログ・SNS上でそのことについて発信するにも、だいぶ言葉を選びます。

だから経験上その傷を少しでも癒していくことがとてもとてもたいせつなことだとはわかっていても、安易に発信できないのです。

でも、たいせつなことだから、伝えたい。

それを伝える機会をいただいたのが、今回の6カ月コースでした。

そんな場をつくってくださった皆さんには、感謝しかありません。

ちなみに、サチコさんからの開催リクエストは、↓のような文でした。

突然ですが、照喜名先生に開催してほしい講座があります。

セラピストの方、またはセラピストに興味がある方へ向けてのシリーズ講座。

内容は、ざっくりとこんな感じです。

🔸人への触れ方
🔸触れるという事とは
🔸身体の声を受け取る
🔸臓器の声を受け取る

そして身体の求める施術を提供できるようになる。

なぜ、この講座をお願いしたいのかというと、理由は大きく2つあります。

<ひとつ目>

心身の不調、それは、身体本来の働きが出せない状態。

私自身がそうだったのですが、親への抵抗・性への抵抗

多くの人にもある、この、二大巨塔が奥底に潜んでいて、ラスボスであり、不調の本命があったから。

それを、先生の施術で解決に向かわせてくれた事で、心身の不調が消えていった。

そんな体験して、それをできるセラピストさんが増えて欲しいと思ったからです。

それまでも、親のことなど言われた事があったけれど、、(優しくですよ?ただ、その時の私は優しく言われても受け付けることができなかった。)言ってきたセラピストさんを、私はシャットダウンしちゃったので。

そうならないように、ベストタイミングが分かるセラピストさんが増えて欲しいと思いました。

そのベストタイミングを知る方法が、【身体の反応、身体の声を聴く】です。

本人の顕在意識では無く、本人も気付かない領域にまで到達する力。

それを深められる講座が欲しいと思ったのです。

二大巨塔が崩壊した事で、7年位前の自分からみたら、今の私はもう別人級に。

今の私から昔の私は、もう過去世かな?というくらいに。

でも、ラスボスがあるとは、私自身全く気付いてなかった。

何故なら、自分の心を守る為、防御の為に身体の感覚が閉じてしまっていたから。

自分に「ラスボスがいる」という違和感に気付くことさえできなかったのです。

その位、無自覚に身体やメンタルが不調になっていたのです。

そんな状態だったから、心と身体の予備の適応力も消耗しちゃって、胸のシコリや子宮トラブルや股関節炎となってしまったのだと思います。

看護師として働いている時にも、セラピストとして働いている時にも、世の中には、私と同じような人が多くいる事を知りました。

私が楽になって幸せになったみたいに、不調から解放されてほしい。

そしたら、凄く優しい幸せな世界へと繋がるなって。

シンプルに、辛い人に寄り添いたい。良くしたい。

という医療者でもある私の想いもあります。

そして、そのように楽にしてくれた先生に、お願いしたいのです。

<ふたつ目>

二大巨塔が崩壊した事で、絶縁状態にしていた親に対して、「今までごめんなさい。」って、ちゃんと心から言えました。

今、言わなきゃダメだと強く感じた時に、電話で伝えられました。

それが母親とのまともに話せた最後の会話になりました。

あと、もう一つの巨塔、性もです。

突如インスピレーションが降りて始めたものがあります。

それが性の発信です。

それまで、自分とは遠い世界だったのに、その世界の中心に立ったのです笑

私は、スローセックスで有名なアダム徳永さんの元で学び、それを発信するようになったのです。

<真実の男女の交わりとは?>

を、主軸に学び、男性と女性の素晴らしさや神秘体験をし、

<めちゃくちゃ幸せだなぁ..>

って、心底感じたのです。

もっと世に広まったらいいなと活動してみたのですが、性の抵抗が、世の中はかなり強いとつくづく感じました。

私もそうでしたから、凄く分かります。

私のセラピーにお客様でいらして下さる方は、もうお申し込みするという時点で受け入れる準備ができている方なので、お話すれば、後はその方の意志によって開花されていかれます。

性のこと
男性と女性のこと
男性性と女性性のこと

親から子へと伝えられる事も少なく、知らずに育った子供が大人になった時、知らないから自分の子供に伝えていく事も難しいのが、多くの日本の家庭です。

本当は素晴らしい私達の身体の事や、男性と女性の素晴らしさが、日本では興味本位や、欲、ビジネスの為に、歪んだ形で広まっていて、それが常識や社会通念に置き換わり、男性は女性を、女性は男性を、知らず知らずのうちに苦しめているんだなと感じたのです。

そして、それが身体に好ましくない症状として現れたりしています。

常識や社会通念とされている大きなものを変えたいけれど、そこに辿り着く事がなかなか難しかった。

なので、性はセンシティブに捉える人も多いから(本当は違うけど)、センシティブに捉えるような状態ではない

心と身体の状態になってもらいたい。

私がセラピーで性の抵抗が下がったので、同じような心と身体へと導いてくれるセラピストさんが増えてもらいたい!

と思ったのです。

性の問題が浮き彫りになった時、それに応えられるセラピストさんが増えて欲しいとも思っているわけです✨

そして、セラピストさんにも、親や性といった二大巨塔を崩壊してもらいたいのです❗️(まずはセラピストさん自らがこの巨塔を崩壊させて欲しい)

そんな2つの理由で、長過ぎてごめんなさい!

先生にお願いしたのは、身体の不調は心、思考から。

思考をも緩ませる事が出来て、身体の声も聴けて、緩ませる事ができて。

これまで多くの講座をされていて、かつ!男性性女性性の事も、性の事や親の事も、勇気をもって話してみたら、とても大事で大切にされているとの事で。

私的には、感じている事がとても似ていると思い、照喜名先生しかいない!

となり、第二の照喜名をつくる(?)講座をお願いしたいのです。

今までの数々の講座をされていますが、単発ではなく、講座を濃く濃くして、セラピストさん向けに、先生が心の奥底に持たれている「実はここまで伝えたい!」という所までも出し切ってもらう講座を、対面で少人数制で開催してほしいです。

表面上の人間関係(例えばパートナーなど)は、目に見える問題だから大きなものに感じるし、目に見えるものだから緊急度も高い。

だから、そこをなんとかしてくれるカウンセラーさんは、とても世に多いし、そんなカウンセラーさんを育てる学校や講座も沢山種類があるなって感じます。

そこが良くなれば、めでたく解決したようにみえる。

でも、私自身の経験やお客様や友人の話を聞いていると、もっとその根底に、親だったり、性の抵抗がある事が殆ど。

そこをちゃんと気付ける人、受け止められるセラピストさんが増えて欲しくて。

親や性が抵抗になっていると気付くセラピストさんは多いのも知っているのですが、センシティブな内容だから、ガツっとメスを入れたく無い。

合う人もいれば合わない人もいるから。

私は、メスを入れようとするセラピストさんがいたから、入れられたくなさ過ぎて、ラスボスが育ち過ぎちゃったのです。

結果、余計に拗れたのです。

私は、世のすべての人が、抵抗を解放して、本当の自分らしく生きるとは何か?に気付いて、自分らしく生きる!

を味わって貰いたい!

その為に、過去の私のラスボスが先生のおかげで解放出来たように。

身体の声がちゃんと聴け、お客様を解放に導くセラピストさんが増えてもらいたいのです。

一方的にならない、身体の声(魂の声)を尊重し、受け入れ、抵抗を起こさない程度に、少しずつ丁寧に向き合ってくれる人が増えてほしくて。

そして、身体に溜まった感情を、癒しつつ解消しつつ、ラスボスまで辿りついた時、親や性の抵抗をむ

「親や性の抵抗をむ」

この中途半端な終わり方が、なんとも絶妙で素晴らしい笑

ものすごく熱い想いが込められた開催リクエスト文で、
他の参加者の方々もこのサチコさんの文を読んで参加しようと思った、
という方がほとんどでした。

サチコさんの想いが伝わって、「親」や「性」と向き合おう、向き合い方を知ろう、という準備ができた方々の集まりだったんですね。

最初から。

それでもそこの本題に入るのが最終回になってしまったのは、僕がビビっていたからなのかもしれません。

僕なりに丁寧に段階を踏んで、
これまでに大切にしてきたこと、
これからも大切にしていきたいことをお伝えしてきたつもりなのですが、
はたしてその内容はサチコさんの想いや、
そこに共鳴した皆さんの期待に応えることはできたのだろうか?

最終回終了後、サチコさんから↓のようなご感想をいただきました。

照喜名先生

長いようで短かかった6ヶ月

繰り返し、
大切なことを時間をかけて教えて頂き、

知識ではなく、
テクニックではなく、
価値観の勉強ではなく、

自分を大切にすること
自分の状態を整えること
自分を愛すること

生まれた事に、
何の意味があるのかを探すのではなく、

生きていく上で、
大切にしたい事を、

深く教えて頂いたような感覚になっています。

そしてそれは、
潜在意識で繋がっているのもあるのか、

すでに
自分が持っていた感覚のような感じに変化しています。

それが、
この6か月の効果であり、
教えが熟成されていったからだと感じています。

なので、

【集中6日間】

という講座で無くて良かったなと思うところでもあります✨

また、

最後の性の事やそれに纏わるお話は、

私自身の今後の活動の指針にもなりました。

これまで、
アダム徳永先生の元で、
性エネルギー、性の事を学び、

でもなぜ、
私は性の発信をしたいのか?

の問いに、
自分の言葉で言語化するのは、
なかなか上手く出来ませんでした。

必要だから。
大切だから。

でもなんで?

というところが上手く語れなかったのです。

でも、
自分なりの答えが見いだせ、

言語化できるようになったのも、私にとって大きな変化でした。

本当にありがとうございました😊

テクニックや手技を学んで
生業に取り入れる。

ではなく、

大切なものを学んで、
生業に活かす。生きるに活かす。

そちらの生き方をしたいです😊

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

参加してくださった皆さまがいてくれた事で、
今の私があります。

本当にありがとうございました。

伝えたいことは、伝わった気がする。

伝わったというか、汲み取ってもらえた気がする。

「なぜ性に関することが、そんなに大切なのか?」

現時点での僕なりの答えを、語らせていただきました。

その語りの内容。

初回でいきなり話しても、言葉としての意味は伝わったと思うのです。

でも、アタマでの理解にとどまることと、実感し腑に落ちることは、まったく違う。

その話をする前に場を共有しながら少しずつ段階を踏んでいったからこそ、伝えたいことの本質まで共有できたのかな、と感じています。

なのでこの全42時間は、じわじわと体感として浸透させていくために、必要な時間だったのではないかと。

皆さんにとってそんな時間になっていたらいいな、と思います。

この講座に参加したことによって、新たな課題と向き合うことになった方もいるでしょう。

あるいは、これまでうすうす感じていた課題と向き合わざるをえなくなった方も。

自分と深く向き合うということは、その過程で苦しみを伴うこともあります。

そこに蓋をして表面的には何事もなかったかのように生きていくのも、ひとつの生き方です。

そうしないと自分を守れない・自分を保っていられない、という状況もありますので。

ただ、皆さんはそこと向き合う覚悟ができたからこそ、この講座に参加されたと思うので。

ぜひその自身のコアの部分からの想いをたいせつにして、これからも自身と向き合い、自身をたいせつにして、自身を愛していってください。

今回の講座が少しでもそのきっかけになれたとしたら、そんなにうれしいことはありません。

あらためて半年間、ありがとうございました。

僕自身も「触れる」を進化(深化)させていけるよう、皆さんにいただいた今回の経験も糧にしていきます。

そして「第2期」も開催できたらいいなぁ。