筋肉にはインナーマッスルとアウターマッスルがある。
身体意識・操作がアウターマッスル優位に偏ることで、いろいろな弊害が起こる。
インナーマッスルを活性化し使えるようになることでバランスが調い、身体機能性が高まる。
そのようなことを、よく見聞きします。
ところで、そのようなインナー⇔アウターの関係性は、筋肉にだけ存在するのでしょうか。
もちろん、そうではない。
インナー⇔アウターの関係性とは、陰⇔陽の関係性です。
すべての存在・現象は、相反する・補い合う陰陽の関係性によって成り立っている。
なので、筋肉に限ったことではない。
筋肉以外の身体のあらゆる組織にもインナーとアウターがあるし、身体だけではなく心にももちろんインナーとアウターがあるし、人間関係や社会問題やあらゆるものにもインナーとアウターは存在します。
そしてアウター優位に偏ると不具合が起こるのは筋肉だけの話ではなく、社会全体の価値観がアウター優位に偏っていてそれがたまたま筋肉にも現れている、のだと感じています。
ということで、本題です。
インナーとアウター(陰と陽)の関係性によって成り立っているのは、たとえば「目」もそうなんですね。
一般的に「目」として認識されている、物質として存在している「目」は、「アウター(陽)の目」です。
アウターは表層、インナーは深層。
表層は、外・目立つ・目に見えるもの。
深層は、内・目立たない・目に見えないもの。
「アウターの目」があるのなら「インナーの目」もある。
インナーの目は、物質として存在しない、概念・感覚・イメージの類です。
「第3の目(サードアイ)」とも呼ばれています。
アウターの目は、目に見えるものを見る目。
インナーの目は、目に見えないものを感じる目。
「スマホやパソコンを使う時間が長いから、目が疲れる」
もちろんそうなのですが、それは表層的な問題。
物事の表層・目立つもの・目に見えるものだけで評価をするという意識・習慣こそが、目も筋肉もアウター優位に偏ってしまう原因になってしまっているのかもしれない。
一般的に「目が疲れている」というときは、医学的に存在する「陽の目」のこと。
「サードアイが疲れている」という発言をするド変態には、なかなか会う機会はありません笑
確かに、慢性的に疲れていますよね、(陽の)目。
疲れていない人なんて、ほとんどいないのではないでしょうか。
疲れているから、だからケアをしよう。
それも、とても大切で必要なことです。
でも。
「陽の目が疲れたから、陽の目をケアする。」
それは、
「アウターマッスルが疲れているから、アウターマッスルをケアする。」
と同じ。
「そもそもなぜアウターに負担がかかりすぎるのか?」
という、より根本的な問題にはアプローチできていません。
アウターに負担がかかりすぎる大きな原因は、目も筋肉も「インナーがうまく使えていない。インナーが活性化していない。」からです。
だったら、疲れたアウターをケアするのももちろん大切ですが、使えていないインナーを目覚めさせることも大切。
ちなみに「感覚と思考」も「陰と陽」の関係があって、「思考優位」は「陽に偏ったアウター優位」の状態です。
陰の目、サードアイにうまく意識を向けられると、感覚優位・インナー優位な状態に変わってきます。
・・・ということで、(陽の)目にかかっている過剰な負担・疲労を軽減するためには、陰の目(サードアイ)を目覚めさせることもかなり大切。
という話でした。
サードアイの活性化、ご希望いただければ施術の際にご紹介しますし、講座だと9/8(日)の名古屋や9/25(水)の沖縄の内容に含みます。
どちらもテーマは「目」なので。
もちろん「陽の目のケア」についてもご紹介します。
もしご興味があれば♪
サードアイが活性化する感覚が掴めると、目⇒アタマがクリアになって、余計な思考が鎮まり、直感が冴えてくるようになりますよ♪