こころとからだ

熱中症と五行

全国的に厳しい暑さが続いているようですが、いかがお過ごしでしょうか。

猛暑日が続くと気を付けたいのが、熱中症。

熱中症を五行的にひも解いてみます。

五行では夏のエネルギーは「火」

身体がオーバーヒートする熱中症の状態は、「火」の「過剰すぎる」状態です。

で、五行では過剰なエネルギーを抑制する「相剋(そうこく)関係」というものがあります。

「火」に抑制をかけてくれるのは「水」の役割。

ということは、「水」がしっかり機能するようにしておくことで、「火」の過剰を抑制しやすくなる、ということでもあります。

「水」が機能するために大切な代表的なことは、

① しっかり睡眠をとる
② しっかり水分をとる
③ しっかりミネラル(塩)をとる

五行なんて学ばなくても、巷でよく言われている当たり前のことばかりですね。

ちなみに「火」が夏のエネルギーなら、「水」は冬のエネルギーです。

なので「水」を活性化させるためには、「適度に」身体を冷やす=身体に冬の気を入れるのもいいです。

「適度に」です。

冷やしすぎてしまうと逆に「水」が消耗してしまい、いざというときに機能しづらくなります。

冷房でキンキンに冷えた室内で冷たいものを飲んで運動や入浴などで身体を温めることもせず・・・というように身体が冷え切った状態をつくってしまうと、それはそれで「水」の消耗になり、いざというときに「火」の暴走を抑制することができない⇒オーバーヒートしやすい(熱中症になりやすい)、と連鎖する可能性があります。

ひたすら暑さを我慢するのも危険だし、冷えすぎるのもそれはそれで危険。

「ちょうどいいバランス」を探りましょう。

ちなみに「日焼け」も「火」を消耗するので、日焼け対策も熱中症対策のひとつになります。

あとは、SNSで発信をしておいてアレなのですが、スマホやパソコンの使い過ぎも「水」を消耗することが多いです。

なので、スマホ・パソコンも必要以上に使い過ぎない、あるいは使い過ぎてしまうのだとしたら他の部分で「水」を補うケアをしてあげたいですね。

ちなみに、「甘いものの摂りすぎ」も「水」を消耗します。

身体が冷えすぎるほどの冷房が効きすぎた室内で、

冷たくて甘いものを食べたり飲んだりしすぎて、

逆にミネラル(良質な塩分)は不足していて、

暑いからといってまったく運動はせず、

入浴も湯船には浸からずシャワーでサッと済ませる程度で、

長時間スマホ・タブレット・パソコンを使い、

それによって夜更かし⇒睡眠不足になり。。。

・・・というような生活習慣は、自ら熱中症リスクを高めているようなものです。

ということで、五行的には「水」を消耗しないことが、熱中症リスクを減らすポイントになります。

あとは「適度に」夏仕様の身体にしておくことも大事ですね。

暑さを避けることばかりやっていると、どんどん暑さに適応できない身体になってしまいます。

夏野菜を摂るのもいいですね。

ゴーヤーにかぶりつきましょう。

あるいは、ゴーヤーのエネルギー=夏のエネルギーを全身にまとうために、ゴーヤー風ファッションをするのもオススメです。