こころとからだ

2つのストレス対策。

昨日の記事<意識の深海>の続きです。

・意識は、海のよう

・表面は波で揺れていて、
わたしたちは普段、その波の揺れ具合に影響を受けて過ごしている。

・気分の波や、体調の波

・深く潜っていくと、静寂がある

・どんなに表面の波が荒れていたとしても、
意識の深海は常に静寂に包まれている。

・表面の波がどうであろうとその影響を受けていない神聖な場所。

・整体施術にも「表面の波を穏やかにする施術」と「深海にお連れする施術」があり、
僕の施術は主に後者を目的としている。

・・・というようなことを書きました。

まとめたつもりが、ほぼ全文に笑

その、深い意識。

「言葉で説明しようがない」

と逃げてしまいましたが。

説明できる範囲で説明してみようと思います。

チャレンジ!

わたしたちにはそれぞれの「快適ゾーン」が存在し、
そのゾーン内におさまる穏やかな波の時は、
快適でいられます。

が、波が荒れて「快適ゾーン」をはみ出してしまうと、
はみ出した分だけ「ストレス」に感じます。

ストレス対策には、2つあります。

1つ目は、
「波を穏やかにして快適ゾーン内におさめる」アプローチ。

ストレスを感じる時って、
なにかがが「過剰」「不足」している状態なんです。

過剰だと波は快適ゾーンの上にはみ出し、
不足だと波は快適ゾーンの下にはみ出します。

なので、
過剰は抑制し、
不足は補充することで、
波が快適ゾーンに近づき、
その分だけストレスが軽くなる。

たとえば「食べ過ぎ(過剰)」だったら食べる量を減らし(抑制)、
「睡眠不足」だったら眠りを補充します。

「目が疲れすぎ」だったら目を休ませて(抑制)、
「筋力なさすぎ」だったら筋トレ(補充)をします。

都会で暮らすのは刺激が強すぎ(過剰)なら田舎に暮らし、
田舎で暮らすのは刺激がなさすぎ(不足)なら都会に暮らす。

・・・例えを挙げたらキリがないので、
この辺で。

要は「起こった問題に然るべき対処をして波を鎮めようとする」というのが、
1つ目の方法。

2つ目の方法は、
「快適ゾーンを拡げる」アプローチ。

「起こった問題に対処する⇒波を鎮める」のではなく。

波はそのままだけど、
快適ゾーンを拡げることでストレスに感じなくなる。

「そもそも気にならなくなる」という。

起こった問題にその都度対処するのか。

問題だと感じなくなるくらいキャパを拡げていくのか。

どちらも必要なので、
どちらが良くてどちらが悪い、
という話ではありません。

ただ、起こった問題に対処する「だけ」だと、
限界があると思うのです。

次から次へといろいろな問題がやってきたとき。

そのたびにその問題に対処しなきゃいけない。

あるいは対処せず(できず)にストレスを食らってしまう。

だったら少しずつ快適ゾーン(キャパ)を拡げて、
問題を問題だと感じないハラの据わった自分を目覚めさせていく。

そちら側にも取り組んでいく方がいいのではないか、と。

「表面の波に影響を受ける自分」だけで過ごすのではなく、
「表面の波に影響を受けない自分」も目覚めさせていく。

・どんなに表面の波が荒れていたとしても、
意識の深海は常に静寂に包まれている。

・表面の波がどうであろうとその影響を受けていない神聖な場所。

その深い意識を少しずつ目覚めさせていくことによって、
表面の波(日常に起こるアレコレ・外からのストレス刺激)に影響を受けにくい自分、
が目覚めてきます。

キャパが拡がって問題を問題と認識しなくなったとき。

自分の中からその問題は消えています。

僕はその深い意識に目覚めてもらうために、
僕にできる最適な手段として、
「手あて」を使っています。